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【私は爺さんの事は好きでなかったが、自分の描いている漫画に出てくる爺さんは好きである】
いつもながら、さくらさんのエッセイを読むと自然と私が慣れ親しんでいるまるちゃんで脳内再生されてしまう。だが故に、家族エピソードを読むと目頭が熱くなったり、逆にショックを受ける場面があるのだ。結婚式のシーンやさくらさんが離婚を告げた時のヒロシの反応にはジーンときて心地よい余韻がたなびいたし、一方 “爺さん”のくだりではあまりの驚きに衝撃を受けた。まる子を可愛がる友蔵にさくらさんの憧れと理想が込められているとは…