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プライドの高い美貌の葉子が主人公。先夫(国木田独歩)との間に一女児がある。葉子は聡明であり、また時に狡知を駆使するが、情夫への愛執のために精神が崩れていき、最後は半ば気狂いの重病人になって病床の人となる。
情夫と一緒に旅館への帰途、鎌倉の滑川へ架かる橋を渡るとき、葉子は釣りをしている先夫(国木田独歩)を発見し、ここで三人は対面するが、この場面は国木田独歩の短編「鎌倉夫人」の中にも同様に描写されている。また、葉子が不貞の女として噂されていること、アメリカにいる結婚相手とそこで暮らすために船で向かっていたところ、同船していた別の男と恋仲になり、下船することなく日本へ引き返してしまったことも彼此で同様に描写されている。
長編小説だ。















