『老いる勇気 これからの人生をどう生きるか』岸見一郎著は、アドラー心理学の視点から「老い」を肯定的に捉え直し、人生の後半をより豊かに生きるための心の在り方を示した一冊です。著者は、若さを失うことを恐れるのではなく、「他者とのつながり」や「貢献感」を通じて生きる意味を見いだすことの大切さを説いています。読後は、老いを嘆くのではなく、静かな誇りと勇気をもって自分らしい生き方を選ぶことの美しさに気づかされ、人生の成熟期を前向きに受け入れる力を与えてくれる内容でした。
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発売日: 2020年03月13日
発行元: PHP研究所
「18歳の頃の自分に戻れるとしたら、戻りたいですか?」--あなたが中高年世代の方だとしたら、この問いにどう答えますか? 著者の元にカウンセリングに来られる50代、60代のほとんどの方は、この質問に「戻りたくない」と答えるそうです。体力や記憶力が若い頃と比べて低下しているにも関わらず、なぜなのでしょうか。
それは、今ある知識や経験が、人生の様々な局面で学び得たものであり、歳を重ねたからこその、物事の深い理解や味わいを知っているからだと著者は言います。
本書は、アドラー心理学とギリシア哲学を学んできた著者が、「今、ここ」を精一杯生き、老いを愉しむための最上の幸福論を説いたものです。
「生産性で人の価値は決まらない」「人生はマラソンではなくダンスである」「大切な人の心の中で生き続ける」「人間は何歳からでも変われる」……、これから老いを迎える人も、老いの真っただ中にいる人も、きっと珠玉の言葉に出合えることでしょう。
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