舞台は今から約20年前の高知のとある県庁ーー。
ひとりの観光課の男性が、新しい動物園でパンダを飼育するメリットを上司に力説しています。
手に入れる方法からパンダがどれほど影響力を持っているかなど…経済を鑑みて堀を固めた案を次から次へと繰り出す彼に圧倒されてしまいます。
しかし、周囲の反応を恐れる上司が重い腰を上げることはありません。
よく言えば「害のない」、悪く言えば「見栄えしない」動物園が完成し、絶望した彼は県庁から姿を消します。
時は流れ、約20年後。お役所に県庁おもてなし課が発足することになります。
今回奔走しているのは、どこにでもいる駆け出し男性公務員。
まだ若く公務員かぶれしていない彼は、他県を参考に高知を改革しようとします。
高知弁が飛び交う会議でさまざまなアイディアが生まれますが、他県に倣うということは所詮二番煎じ…
結局、お役所とは無関係な人に斬新なアドバイスをもらうことになりますが、ユニークなアイディアでも相手の立場になって創意工夫を凝らさなければ意味がありません。
彼は自分を責め、悩み……
そして、もっとおもてなしを身近にするために、彼は心尽くしの真髄に触れていきます。
物語には恋愛模様の描かれていて、
特に、機転の利く彼と一枚上手のヒロインとの関係性にトキメキます!
高知県へ行きたくなるほどの高知県の魅力あふれる作品!!ぜひご覧ください。