落とし物を拾った次の朝に突然現れるという、ちょっと変わった神様の物語です。神様の希望を叶えなければ「神様当番」は終わらない、という設定が面白いです。
私の中で、この神様は完全に、とある作品の茂造さんのイメージでした!青いジャージが赤くなっただけ、という感じ。もう、神様を見ていると茂造さんの顔が浮かんでしまい、なんだか親近感が湧きました。
第二話のスグルのバカさ加減が、もう可愛すぎて笑ってしまいました。男の子って本当にバカだよねぇと共感しかありません。そのバカさ加減にイライラする気持ちがすごくよく分かります。
最後のぷんぷくちゃんの話もとても良かったです。本当にどうしようもない人だったけれど、温かい気持ちになる結末でした。ユーモアと優しさに満ちた連作短編集です。