主人公は7歳で転生前の記憶を取り戻したアリシア。転生前は現代人です。
生まれ変わるなら悪役令嬢になりたいと思っていて、しかもアリシアというキャラクターが好きだった彼女なので、
タイトルの通り世界一の悪女となるべくすぐさま行動を開始します。
具体的には、剣術の稽古や様々な知識の習得など。
目指すべき道がはっきりしているので、話は非常にスムーズです。
彼女の面白いところは、悪女になりたいがために、時にわざと露悪的に振る舞うところ。
わざわざ悪女になりにいかなくても…と思ってしまうのですが、憧れているようなので仕方ないですね。
そういう振る舞いが結果的に吉となることもあるのがまた面白いです。
あとは、聖女ポジションのヒロインを嫌っているところも、こういう作品としては珍しいのかなと思いました。
このヒロインの場合は、いい子ちゃん発言も計算ではなく本気で言っているように見えるのですが、
王子の目がアリシアの方を向いていると気付いたらどうなるのか、それでも聖女らしくいられるのか、今後の展開が気になるところです。