アルナに手紙を残して、E国から出奔してしまった入れ替り侍女。
国同士の問題になることを防ぐため、アルナ、アーサー、エドワードの3人は、自治都市フラドルに向かいます。
ふとした時に露わになるアーサーとアルナの経験の差は、大人と子どもとも言えるほど。
アーサーは戦場について言葉少なに語ります。
そこに垣間見えるのは、戦場の過酷さと孤独……
しかし、最初のころと比べると口調や態度に違いがあって、すこしずつ2人の関係性が変わってきたことが伝わります。
都市の案内役を買ってでた男に疑念を抱いたアルナ。
どちらかが狙われていると推察して、二手に別れることを提案します。
「狙いが自分の時は助けにきて欲しい」
そう素直にいうアルナには、自分の弱さを認めることができる強さがありました。
自分の力量を過信していない、という冷静さがあるとも言えます。
そして二手に別れると、男の狙いがアルナだったと判明。
経験不足ながら孤軍奮闘する姿は、訓練の成果が感じられました。
その後、アルナは罪悪感を覚えますが、それは王として命じた自分のものだ、とアーサーは背負おうとします。
文句なく良い男だし、魅力的です!
恋に発展しそうな予兆を感じる展開から目が離せません!!