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「やすし・きよしと過ごした日々」の読書感想文をご紹介します。
本書は、昭和の漫才界を牽引した天才コンビ、やすし・きよしの裏側を描いた回想記です。
本書は、二人の才能と狂気が生み出す熱狂、そしてマネージャーとして間近で見た彼らの人間臭さを赤裸々に綴っています。
天才ゆえの孤独、すれ違う二人の思い、そして解散に至るまでの葛藤。
著者の温かい眼差しとユーモア溢れる筆致で、読者はまるで彼らの傍にいるかのような臨場感を味わうことができる。
特に、テレビでは決して見ることのできない、舞台裏でのやすし・きよしの姿は、彼らのファンならずとも心を揺さぶられると思います。
天才であるがゆえに生きづらさを抱え、お互いを求め合いながらもすれ違ってしまう二人の姿は、現代を生きる私たちにとっても示唆に富んでいます。
本書は、やすし・きよしの漫才を愛したすべての人に捧げる、笑いと涙、そして人間愛に満ちた感動の物語です。