思わず滾ってしまう、この表紙。買わない選択肢はありません。
フォルトナの王が第二王子であるアズールに替わったという知らせを受けて、動揺するニナ。
アズールは使者たちとガルガタに遣ってきます。
再会を嬉しく思うニナでしたが、アズールは視線すら合わせようとしません。
セトは沈んでいるニナに美味しいものを食べさせようとしたり、
落とした菓子入れの破片を拾うため、ニナの足元に触れたアズールに剣を突きつけたり…
本当に変わりました。
セトとアズールは、まさに水と油のような関係です。
ニナに対するセトの想いに比べると、アズールの想いははっきりしませんが、
婚礼の前にニナをフォルトナに連れ戻す、と告げます。
最終的にニナの心はどちらを向くのか…?
ガルガダで毎年開かれる闘技大会では、優勝者に褒美が与えられることになっています。
王子の中には、大会の褒美に王位継承を決めるニナを求める者もいて、ニナは勝手に次期王を決定する立場にされてしまいます。
もちろん勝手なことをされて黙っているはずもなく、
ニナはガルガダ王に、褒美の自分に褒美としてフォルトナをください、と言います。
その突飛な発言にアズールの表情は柔らかく綻び、
独白されるニナへの想いと愛称を甘く呼ぶ声がリアルに聞こるようでした。
今後どのような展開が繰り広げられるのか、目が離せません!