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江戸の町で八丁堀同心の伝三郎に協力し、さまざまな殺しの謎を解き明かす謎めいた美人・おゆう。じつは、彼女の一人暮らしの自宅には秘密の隠し階段があって、そこを上がると窓から東京の街が見える。現代のアラサー元OLが、東京と江戸の町を行ったり来たりしながら、現代科学の助けを借りて事件解決に関わっていたのだ…。
こんな設定の小説だから、面白くないわけがない。おゆうが江戸時代に持ち込む現代の道具類は、ドラえもんの「秘密道具」のようなすさまじい効果を持っている。今回はドローン。未来の技術が、どう謎解きにつながるのか。