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詩人・谷川俊太郎さんの日常エッセイです。
淡々とした雰囲気もありつつ、親しみやすさや温かみもありつつ。
自分でも考えてみることを自然に促されるような言葉の数々がありました。
印象的な話はいくつもありましたが、その内の一つが「葬式考」。
結婚式よりも葬式に出席する方が良い、なぜなら葬式には未来がなく何を心配する必要もないから、とのこと。
こうしてまとめるとなんだか違う感じになってしまうので、
やはり本書を読んで谷川さんの言葉に直接触れるのが良いと思います。
確かにそういう考えもあるなあという気付きが得られます。
詩の楽しみ方がまだまだわかっていない私でも、楽しく読むことができました。