『パンダ銭湯』の読書感想文をご紹介します。
本書を読み、まずその大胆な色使いと、ユーモラスなパンダの表情に引き込まれました。
銭湯という日常的な場所が、パンダという意外な組み合わせで描かれることで、ワクワクするような非日常的な空間に変わります。
お湯につかるパンダたちの可愛らしさはもちろんのこと、牛乳瓶のフタが開けられないパンダや、背中を流しあうパンダなど、人間さながらの仕草に思わずクスッと笑ってしまいました。
後半には、お客さんがパンダになってしまうという奇想天外な展開もあり、最後まで驚きと楽しさが詰まっていました。
子供から大人まで、誰もが笑顔になれる、そんな温かい気持ちになれる絵本でした。
日常の中に隠れたユーモアを見つける楽しさを教えてくれる、素敵な一冊だと思います。