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【心を預けた相手に去られた人はね、心のまん中にブラックホール抱えたまま生きていくんです】
人間が抱く心の闇や葛藤、性癖といったデリケートな側面を、繊細かつ鮮烈に描く鬼才・鳥飼茜さんの作品。生っぽい質感で描かれる画力はとにかく圧巻だ。緩急のついた激しいストーリー展開と繊細な心理描写、そして登場人物の歪な関係性、この絶妙なバランス感覚が魅了される。「中島を殺したのは自分だ」と罪悪感に苛まれる主人公・理津子が「喪失感」とどう折り合いをつけていくのか?中島はなぜ亡くなったのか?中島の死ぬ前のプロポーズの真意とは?













