特殊な能力を持つ「能力者」がいる世界。
能力者である少年少女たちを集めた孤島の学園では、人類の敵と呼ばれる怪物と戦うための訓練が行われていました。
そこにナナとキョウヤという二人の転入生がやってくるところから物語が始まります。
既に学園に在籍していて、無能といじられていたナナオの隣の席になったナナは、
自己紹介で空気が読めないと宣言した通りナナオとの距離を急速に縮めようとしていきます。
そして二人の仲が深まったところで…、というのが第1話。
あらすじにあるように、ここから「正義と悪の知略サスペンス」が開幕していくわけです。
能力者がいる状況下での頭脳バトルということで、ネタバレに繋がるようなことは言えませんが、
第1話からとても面白いのでそこだけでもぜひ読んでみてほしい作品です。
ちなみに人が死ぬ描写があり、グロさはあまりないと思いますが、ヘビーさはあります。
第2話の攻略法もなるほどと思わされました。
当然ながら基本的に主人公側の目線で進むので、ハラハラ感も抜群。
1巻ラストではキョウヤの能力も明かされて、これからどういう展開になっていくのかが楽しみです。