今回は、西由比ヶ浜駅の神様の紹介です。
ネットで評価が高かったファンタジー要素がある物語です。悲しい話なのだけど、読み終わったあとは、なんだかさっぱりした気持ちになりました。
(以下、ネタバレです)
西由比ヶ浜駅の先で電車事故が発生して、多くの人が犠牲になりました。その後、夜に西由比ヶ浜駅に行くと、事故を起こした電車に乗ることができて、その列車事故で亡くなった人に会えるという噂が広まることに。事故で亡くなった愛しい人に会うために駅を訪れる人々の話です。
婚約者を亡くした人、憧れの人を亡くした人、父親に会いに、また運転士の妻の物語など、読書で涙活に適した悲しくて、心温まるストーリとなっています。
個人的には、中学生の男の子の話が特に良かった。また、最後に案内役の女の子の謎が解けたことと、最後の言葉が印象的でした。