ありがとう
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【きっと人生なんて「あっ」という間に終わっていくのだろうから、思い返す記憶なんてそんなにたくさんはいらない】
毎年梅雨の季節になると思い出したくなるようなみずみずしく透明感あふれる純愛物語。終始温かい雰囲気と美しい情景描写が物語全体を彩っている。最後まで作品を読み終わった後、私は、この本のタイトルが文字通り「いま、会いにゆきます」と「いま、愛(のため)に生きます」のダブルミーニングになっているように感じた。