コンビニがタイトルに入る小説3選!
コンビニは日本の日常を象徴する場所ですよね。そんなコンビニを舞台にした魅力的な小説を3つ紹介します。1つ目は、コンビニ店員の女性が主人公の作品。ありふれた日常を愉快に描く一方で、社会の矛盾も繊細に浮き彫りにしています。2つ目は、閉店間際のコンビニで起こる幻想的で不思議な出来事を描いた作品。リアルと非リアルが交差する世界に引き込まれます。3つ目は、コンビニを舞台に青春群像劇が展開する作品です。日常の中の非日常を見つけてみませんか?
『コンビニ人間』
「普通」とは何か?
現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作
36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。
日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、
「店員」でいるときのみ世界の歯車になれるーー。
「いらっしゃいませー!!」
お客様がたてる音に負けじと、今日も声を張り上げる。
ある日、婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて、
そんなコンビニ的生き方は恥ずかしい、と突きつけられるが……。
累計192万部突破&44の国と地域で翻訳決定(2025年10月現在)。
米国〈ニューヨーカー〉誌のベストブック2018に選ばれるなど、
世界各国で読まれている話題作。
世間のものさしに少しでも違和感を感じたことのある
あなたのための物語!
解説・中村文則
| 作者 | 村田 沙耶香 |
|---|---|
| 価格 | 693円 + 税 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2018年09月04日 |
『コンビニ兄弟 : テンダネス門司港こがね村店』
| 作者 | 町田,そのこ,1980- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2020年08月 |
『コンビニたそがれ堂 空の童話』
誰かが抱いた想いとともに、本は未来に旅してゆくーー
累計25万部突破の大人気シリーズ最新刊、
約3年ぶりに書き下ろしで登場!
本当にほしいものがある人だけがたどり着ける、不思議なコンビニたそがれ堂。
今回はその昔、小さな出版社から刊行された幻の児童書『空の童話』をめぐって、
優秀な兄に追いつこうと頑張ってきた若い漫画家の物語、
なぜかおやゆび姫を育てることになった編集者の物語、
閉店が決まった老舗の書店の書店員と謎めいたお客様たちの物語、
そして老いた医師が語る遠い日の夜桜の物語の四作を収録。
感動の声が続々寄せられる大人気シリーズ、待望の第四弾。
| 作者 | 村山 早紀 |
|---|---|
| 価格 | 704円 + 税 |
| 発売元 | ポプラ社 |
| 発売日 | 2015年01月02日 |
一つ一つの作品は、表面上ではすべてコンビニを舞台にしていますが、それぞれには独特な世界観が息づいています。人間の日常の一片を描きつつも、そこには驚くほどの奥行きが広がっています。一つ目の作品は、疎外感と解放感を同時に味わえるストーリー。実に人間らしい、そして現代特有の苦悩を凝縮させています。二つ目の作品は、さまざまな人間ドラマがコンビニを舞台に交錯する、緻密でリアルな人間模槣を描き出しています。そして最後の作品は、異世界ならではの驚きと発見に満ち、ユーモラスでフレッシュな物語を楽しめます。
こうした作品たちを読むと、一見平凡でありながらも多面的な魅力を秘めたコンビニという場所の存在感を改めて感じられることでしょう。そしてそれは、私たちが日々生活する社会や人間関係に対する見方にも影響を及ぼすはずです。小説を通じてコンビニの中に秘められた深淵を覗き見ることで、その奥に見えるものは何か。それを探る旅自体が、新たな発見や思索を生み出します。
それぞれの作品を通して、私たちの日常に寄り添うコンビニがどのように描かれ、どんな象徴として機能しているか。その視点で読むことで、物語の楽しさはさらに深まるでしょう。そしてその過程で、あなた自身の日常に対する新たな視点を見つけるかもしれません。僕はそれを願っています。コンビニをステージにしたこれらの作品を、ぜひあなたも手に取ってみてください。
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