サスペンスの緊張感が止まらない 貴志祐介の名作6選|怖さと面白さで選ぶ代表作

貴志祐介と言えば、トリッキーな展開と緊張感あふれる物語で、一度読み始めたら止まらないサスペンスの魔術師ですよね。今回は、その中から特に怖さと面白さを兼ね備えた名作6作品をピックアップしました。不可解な事件から始まる物語、意外な真相が待ち受ける心理戦、読者を巧妙に誘導する彼の手腕には驚かされます。また、登場人物たちの心情描写にも注目。緻密な人間観察が施されていて、感情の機微をリアルに伝えてきます。そして、その裏には常に恐怖が潜んでいて……。体感したい人、貴志祐介の世界に一度足を踏み入れてみてください。
『兎は薄氷に駆ける = A rabbit runs on thin ice』
| 作者 | 貴志,祐介,1959- |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 毎日新聞出版 |
| 発売日 | 2024年03月 |
『秋雨物語』
失踪した作家・青山黎明が遺した原稿には、彼が長年悩まされていた謎の転移現象の体験が記されていた。霊能者を招くなど転移が起きないよう試みていた青山だが、更なる悪夢に引きずり込まれていくーー(「フーグ」)。前世の報いを背負った青年の生き地獄、この世のものとは思えない絶唱を残したレコード、人生の窮地に立たされた4人が挑む命がけのこっくりさん。秋雨の降るなかで、深い絶望へ誘われる至高のホラー4編を収録。
餓鬼の田
フーグ
白鳥の歌
こっくりさん
解説 杉江松恋
| 作者 | 貴志 祐介 |
|---|---|
| 価格 | 858円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2024年10月25日 |
『最恐ホラー 嫌な記憶』
最恐ホラーの饗宴!
小説現代2025年8・9月号で人気だったホラー特集を画期的な形式で。
1テーマに2人、12作。全6シリーズ。
第三弾は、貴志祐介×荻堂顕。テーマは「記憶」。
貴志祐介 薔薇の小枝
世界的画家・ペトルーシンがサイン代わりに描くこま絵。
彼の熱烈なコレクターであるドルフマンは、画家本人すら知らないその由縁を解き明かすべく、
彼のfMRIの模様を配信するが……。
荻堂顕 火中の栗
曰くつきの山へ肝試しに行く男子中学生一行。
だが、その最中にA山が目を怪我してしまう。深夜に出歩いたことは親や学校には言えない。
ましてや、失明させたなんてーー。
その焦りが、みるみる彼らを異常にさせる。
| 作者 | 貴志 祐介/荻堂 顕 |
|---|---|
| 価格 | 1100円 + 税 |
| 発売元 | 講談社 |
| 発売日 | 2026年04月30日 |
『さかさ星』
戦国時代から続く名家・福森家の屋敷で起きた一家惨殺事件。死体はいずれも人間離れした凄惨な手口で破壊されており、屋敷には何かの儀式を行ったかのような痕跡が残されていた。福森家と親戚関係の中村亮太は、ある理由から霊能者の賀茂禮子と共に屋敷を訪れ、事件の調査を行うことになる。賀茂によれば、福森家が収集した名宝・名品の数々が実は恐るべき呪物であり、そのいずれか一つが事件を引き起こしたという。賀茂の話を信じきれない亮太だったが、呪物が巻き起こす超常的な事象を目にしたことで危機を感じ始める。さらに一家の生き残りの子供たちにも呪いの魔の手が……。一家を襲った真の呪物は? そして誰が何のために呪物を仕掛けたのか? 数百年続く「呪い」の恐怖を描く、待望の長編ホラー。
| 作者 | 貴志 祐介 |
|---|---|
| 価格 | 2420円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2024年10月02日 |
『梅雨物語 = Summer rain tale』
| 作者 | 貴志,祐介 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2023年07月 |
『ミステリークロック』
人里離れた山荘での晩餐会。招待客たちが超高級時計を巡る奇妙なゲームに興じる最中、
山荘の主、女性作家の森怜子が書斎で変死を遂げた。それをきっかけに開幕したのは命を賭けた推理ゲーム!
巻き込まれた防犯コンサルタント(本職は泥棒!?)の榎本と弁護士の純子は、時間の壁に守られた完全密室の謎に挑むが......(「ミステリークロック」)。
表題作ほか計2編収録。『コロッサスの鉤爪』と2冊で贈る、防犯探偵・榎本シリーズ第4弾。
本書は、単行本『ミステリークロック』収録の4篇のうち、「ゆるやかな自殺」「ミステリークロック」の2篇を分冊して文庫化したものです。
他の「鏡の国の殺人」「コロッサスの鉤爪」は、同時に発売された『コロッサスの鉤爪』に収録されています。
| 作者 | 貴志 祐介 |
|---|---|
| 価格 | 814円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2020年11月21日 |
それぞれの作品は一風変わったサスペンス感溢れる独特な世界観を持ち、読者を毎回不思議な感覚に引き込んでいます。想像を絶するようなストーリー展開に、驚かされること間違いなし。ただし、閉め切った部屋で読むと少々怖くなるかもしれませんが、それがまた貴志祐介作品の魅力の一つですね。
少しでも興味を持った方は、ぜひその世界に触れてみてください。そこには、まるで別の世界が広がっています。ただし、紹介した作品は全てここぞとばかりのサスペンスが織り交ぜられており、どれも一瞬たりとも目が離せない展開が待っています。
私個人としては、全作品で共通する「人間の心理」を描いた部分が特に見どころだと感じています。人間の闇や葛藤を垣間見ることができ、読者自身も登場人物への共感や、考えさせられる場面が多くあります。
物語の独特な雰囲気は、貴志祐介さんの言葉による描写から伝わってきて、一度その世界に入ってしまうと、なかなか抜け出すことができません。その仕掛けは巧妙で、恐怖よりも興奮が先に立つ感覚を味わえます。それが貴志祐介さんの作品をこれだけ愛され続ける要因であるとも言えます。
これらの作品を読んでみて、怖さを感じつつも面白さに惹きつけられる。そんな経験を皆さんにもしていただきたいです。未読の方は、ぜひ手にとってみてください。そして、既読の方も再読するとまた新たな発見があるかもしれませんよ。ぜひ一緒に、貴志祐介さんの世界を味わってみましょう。
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