意外と知らない?日本の農業政策について学べる本5選

日本の農業政策について知るなら、この5冊がオススメです!第1作は経済学者が書いた一冊。冷静な視点で農業問題を解説しています。お次はノンフィクション。実際に農業に携わる人々の切実な想いを描き出しています。3作目は、政策について基礎から理解できる入門書。初めて学ぶ方にもピッタリです。4作目はマンガで、複雑な内容も楽しみながら学べますよ。最後に、農業政策の歴史をたどる本。昔からの変遷を辿りつつ、今後の展望も描いています。どれも興味深く、読み応えありますよ。
『現代日本の農政改革』

作者 | 生源寺眞一 |
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価格 | 5500円 + 税 |
発売元 | 東京大学出版会 |
発売日 | 2024年03月15日 |
『食料安全保障と農政改革 まともな農水省OBの農政解読』

大転換期を迎えた農業と農政を読み解く!
現在、日本の農業と農政は、戦争や環境変動など国際的・国内的激動の下で、大きな変貌を遂げつつあります。そして2024年に実現
した「食料・農業・農村基本法」改正によって、いま、食料安全保障への国民的な関心が高まりつつあります。とりわけ昨年秋からの「令和の米騒動」や、食品価格の値上がりは、日々の暮らしに欠かせない・生命の維持に欠かせない、この食料というものをあらためて見つめる契機ともなっています。食料を将来にわたって安定的に供給し続けることは、国の基本的責務にほかなりません。
本書は、このような大きな農政の流れに当事者としてかかわり、その後も深い洞察を加えてきた著者が、時々の政治的経済的社会的事象を踏まえて記録してきたコラム記事を中心に、食料・農業・農村をめぐる戦後農政の変化をわかりやすく説き起こしたものです。混迷する農政の現在を理解するための、最適の入門書です。
第一章 食料・農業・農村の今̶̶大いなる誤解を解くために
第二章 農業・農村政策の基本
第三章 規制改革と「奇妙な農政改革」の失敗
第四章 食料安全保障の確立と基本法改正の道のり
第五章 物価高騰と適正な価格形成
第六章 いつも多難な米政策
第七章 霞が関 岡目八目
第八章 食料安全保障と農政
第九章 適正な価格形成をめぐる課題と展開方向について
第十章 農林水産省の組織再編について
作者 | 荒川 隆 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 日本農業新聞 |
発売日 | 2025年04月18日 |
『農政改革 : 行政官の仕事と責任』

作者 | 奥原,正明,1955- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 日本経済新聞出版社 |
発売日 | 2019年07月 |
『農業消滅 (平凡社新書0979)』

作者 | 鈴木 宣弘 |
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価格 | 697円 + 税 |
発売元 | 平凡社 |
発売日 | 2021年07月19日 |
『農本主義のすすめ』

作者 | 宇根 豊 |
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価格 | 968円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2016年10月05日 |
こうして農業政策について解説した本をいくつか紹介してみましたが、いかがだったでしょうか。日本の食卓を豊かにするため、日々奮闘している農家の方々の思いや、政策への影響力を理解する手助けになれば嬉しいです。また、今回取り上げた作品は、政策そのものだけでなく、それが及ぼす一人一人の生活への影響や地域の文化、状況などを紐解くとても鮮やかな物語も描かれています。
農業と聞くと専門的でハードルが高そうな印象を持つ方もいるかもしれませんが、一歩踏み込んでみると、驚くほど深く、そして面白い世界が広がっています。また、食物を通じて日本の風土や文化、歴史を学ぶいいきっかけにもなるんですよ。シビアなテーマである政策問題を、物語として読み解くことにより、より深く、リアルに捉えることができます。
地方創生や地域資源の活用、環境問題、食の安全性など、農業政策には今の生活をよりよくするヒントが散りばめられています。何気ない日々の食事が、こんなにも深い物語と繋がっているなんて思ってみてください。書店や図書館で、ぜひ手に取ってみてくださいね。
最後に、あくまで私の選び方一つなので、もしこの中に興味が湧いた方は、私の選び方に縛られずに、自分に合った角度から農業について学んでみてください。それぞれの作品が持つ視点やメッセージを楽しんでいただければと思います。やはりご自身の興味や関心によって、深く理解できるものも変わってきますからね。これからも引き続き、読むことで世界が広がる一冊をお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに!
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