山に纏わる実話怪談10選

山々に秘められた恐ろしい顔を描く、これらの怪談たちは、一歩一歩現実から離れ、未知の闇へと進みます。幽霊、動物の霊、あるいは山そのものが生み出す霊的な存在が、人間がその営みで自然界に触れることの危険性を、底冷えするほどに暗示しています。だから、登山が趣味のあなたも、鳥肌立つようなスリルを味わいたい方も、絶対に読んで損はないでしょう。ただし、これらの話は決して一人で読むものではありませんよ。心臓が弱い人、すぐに怖がる人にはおすすめできません。それでも読んでみたいという冒険心に溢れている方、自然の恐ろしさ、そして美しさを体験してみませんか。
『山怪 : 山人が語る不思議な話』

作者 | 田中,康弘 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 山と溪谷社 |
発売日 | 2019年07月 |
『祝山』

ホラー作家・鹿角南のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「肝試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。ネタが拾えれば、と軽い思いで肝試しのメンバーに会った鹿角。それが彼女自身をも巻き込む戦慄の日々の始まりだった。一人は突然の死を迎え、他の者も狂気へと駆り立てられてゆくーー。
著者の実体験を下敷きにした究極のリアルホラー!
作者 | 加門 七海 |
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価格 | 704円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2007年09月06日 |
『怪談狩り 山の足音(8)』

実家の改築工事の最中、次々に発覚する家の奇妙な造りと、2つ目の仏壇の謎が恐ろしい「家の整理」。TV番組のため、都内の心霊スポットを訪れた撮影スタッフが遭遇した怪異と後日談に戦慄する「心霊動画」など日常に潜む恐怖に加え、怪異収集家である著者が厳選した山の怪談を収録。遭難した男性が出会った顔の印象のない男、夜の山道で何度も追い抜く同じ女性の後ろ姿ーー山という“異界”を堪能できる本当に怖い実話怪談集。
目 次
青いバツ印/屋根の女/空白の時間/家の整理/泥人形/曲女【まがりめ】/白いツナギの男/吊ってはる/かわいいこと/デスクトップの絵/会長秘書/おじいちゃん/庭の龍/浪曲が聴きたい/桐箪笥/龍が見える人/カルテの虫干し/十万円/安宿/裏の竹藪/ずれた世界/東の方向/彼女の声/地下のトイレ/心霊番組/牛/母の重さ/よくある怪談/HOT!/ユウちゃんがいる/起こす女/建て替えの商談/残業/二人の男/仏様/真夜中の漁港で/やけど/タバコの吸い殻/大学教授の思考/死神/コロナ感染/入院/萌えない?/山の足音/山女/杖/助けてくれた男/天狗の写真/高野山の茶店/山の神/犬の顔/吉野の狐/吉野の古家/お盆の夜/吉野の探索/貸した車
作者 | 中山 市朗 |
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価格 | 770円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2022年08月24日 |
『山怪談 (HONKOWAコミックス)』

作者 | 伊藤 潤二/伊藤 三巳華/今井 大輔/猪川 朱美/吉富 昭仁/安曇 潤平 |
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価格 | 594円 + 税 |
発売元 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2018年03月07日 |
『定本山のミステリー : 異界としての山』

作者 | 工藤,隆雄,1953- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 山と溪谷社 |
発売日 | 2020年07月 |
『山と村の怖い話』

日本の山々や村には、すぐそばに怪異が潜んでいるー。そこに生きる人々や、旅行で訪れた人々への取材によって集められた、数々の怪異の記憶を収録。死んでもなお歩き続けた学生の幽霊「鳳凰三山に消えた学生」、姥捨て山の怪事「秘湯の老婆」、死者の着物を水で濡らす村の習わし「『水かけ着物』に呼ばれる霊」など、実際に起きた話や伝承をまとめた、75篇の怪奇実話集。
作者 | 平川陽一 |
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価格 | 704円 + 税 |
発売元 | 宝島社 |
発売日 | 2017年06月06日 |
『群馬の怖い話 赤城山に百足が蠢く』

はねたき橋、琴平橋、神流川、榛名湖、土合駅、御巣鷹山、吹割の滝ー神の毒牙が群馬を蝕む!
作者 | 志月かなで |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | TOブックス |
発売日 | 2019年04月 |
『山の怖い話 安曇潤平 怪奇蒐集者(コレクター)』

作者 | 安曇 潤平/安曇 潤平/楽創舎 |
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価格 | 1500円 + 税 |
発売元 | 楽創舎 |
発売日 | 2023年11月01日 |
『山の怪異譚』

日本人は古来、山という他界を怖れ、おびえ、またそこに郷愁を感じてもいた。死と隣り合う岳人の神秘体験、作家の感性が出遭う実話怪異譚、民俗の古層の心意がよぶ魔の世界。究極の怪異アンソロジー。全25話。
作者 | 山の怪と民俗研究会 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2017年11月28日 |
『山の怪異大事典』

日本の国土の7割以上を占める山地。山自体が神社などのご神体として祀られているなど、日本人にとって山は神聖な雰囲気をまとった存在として崇められてきました。一方、不気味な存在が出没する場所として、恐れられてもきました。
本書には、都道府県別に山やその周辺で語り継がれてきた怪異を掲載。様々な文献やネット上で語られている怪異譚を集めました。400ページの大ボリュームで、読み応え抜群です。
作者 | 朝里 樹 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 宝島社 |
発売日 | 2021年06月11日 |
それでは、「山に纏わる実話怪談10選」を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。人知の及ばない深い山の中から繰り出される、巧妙かつ妖艶な怪談たちは、一筋の冷や汗と共に心地よい戦慄を呼び覚ましてくれるでしょう。
山の神秘性や厳しさ、自然の摂理が描かれた作品は、都会の喧噪から離れ、人間の本質に気付かせてくれます。山は恐ろしいだけではなく、時には美しく、また敬いを感じさせる存在でもあります。それぞれの作品には、そんな自然の力強さと繊細さが詰まっています。
何もかもが予測不可能で、通常の推理では解明できない事象に、人間の弱さや傲慢さが露わになり、そこから得られる教訓も深く、印象に残るものばかりです。そして、日常とはかけ離れた恐怖体験を通じて、自己や世界に対する新たな理解が生まれるのかもしれません。
また、ここで紹介した作品は全て実話を元に作られているため、そのリアルな描写は、虚構の恐怖よりもより深く僕たちの心に響くでしょう。抽象的な怖さや背筋も凍るような現実が描かれていることで、読者にはより強烈な恐怖感を感じさせてくれるはずです。
しかし、怖さだけではなく、作品の中には生きるヒントや人間の美しさ、そして社会への問題提起も含まれています。だからこそ、まるで「怖い話」を「楽しむ」ような、不思議な魅力が湧き出てきます。
あなたも一度、この10の実話怪談に挑戦し、その魅力を体感してみてはいかがでしょうか。より合理的で現実的な世界観を持つ現代人だからこそ、非現実的で神秘的な世界を垣間見ることで、新たな視点が広がるかもしれませんよ。それでは、あなたの心に残る、最高の恐怖体験が得られますように。
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