大人向け 道徳を学ぶ本 おすすめ4選
皆さん、大人になっても道徳の学びは続けていきたいものですよね。今回はそんな大人向けの道徳を学べる本を4つご紹介します。第一弾は人間の深層心理に切り込んだ作品、大人の心の闇と光を包括的に描き出しています。第二弾は日本古来の道徳観を描いた一作。歴史の中に散りばめられた“生きるヒント”に思わず引き込まれます。第三弾は哲学者が書いたアレコレ考えさせられる本。豊かな知識と見識から自分自身の「良い」を見つけてみてはいかがでしょうか。最後の一冊はチャートブック風に描かれたストーリー。道徳的な決断を迫られの場面で、どう行動するべきかを問われます。思考を巡らせながら読み進める楽しさも醍醐味ですよ。
『大人のための道徳教科書』
学校に道徳の教科がなかった16歳(2003年度生)〜80歳(1939年度生)の皆さんへ。自己の確立、コミュニケーション力、社会性、他者への愛、なぜ生きるのか等、大人に必須のスキルを学び直しましょう!道徳のエッセンスが詰まった古今東西、37の名言・名文を精選!
作者 | 齋藤 孝 |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | 扶桑社 |
発売日 | 2019年10月09日 |
『大人の教科書「道徳」の時間』
武家・商家の家訓、藩校・寺子屋の教え、儒学者の教訓…古き良き日本人に学ぶ、温故知新の「正しい生き方」。
作者 | 大人の教科書編纂委員会 |
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価格 | 1487円 + 税 |
発売元 | 青春出版社 |
発売日 | 2010年12月 |
『大人の道徳 西洋近代思想を問い直す』
2018年4月、小中学校で「道徳」が「特別の教科」化され、児童生徒の評価対象に加えられることになった。
しかし、そもそも日本人にとって「道徳」とは何だろうか? この問いに答えられる親や教師はいるのか。
なぜ「学校」に通わなければならないのか?
なぜ「合理的」でなければならないのか?
なぜ「やりたいことをやりたいように」やってはダメなのか?
なぜ「ならぬことはならぬ」のか?
なぜ「市民は国家のために死ななければならない」のか?
なぜ「誰もが市民でもあり、奴隷でもある」のか?
なぜ「学校は社会に対して閉じられるべき」なのか?
そもそも「人格」「自由」「民主主義」「国家」とは何だろうか?
こうした基本的な問いをマクラに、ポップなイラストを織り交ぜながら、まず道徳の前提となる「近代」とは何かというごく基本的な意味から説き起こしていく。
ベースとするのはデカルト、カントの人間観と道徳観、ホッブズ、ロック、ルソーの国家観と市民観。
さらに中江兆民やレジス・ドゥブレなど、共和主義やリベラリズムの伝統もふまえながら近代的人間としての「道徳」と「市民」および「国民」としての「道徳」の原理を解説していく。
大人たちが最低限知っておくべき前提から問い直す一冊。
【「はじめに」より】
ぜひとも本書を一読してみてほしいのは、残念ながらこれまでの学校教育のなかで、まともに「道徳」を教わる機会がなかった人、つまり、現代の日本社会の、ほとんどすべての「社会人」の皆さんです。
本書では、本来「道徳」で教えなければ/学ばなければならない、近代の人間と社会と国家の論理を、できるだけわかりやすく解説することにしました。
デカルト、カント、ルソーなどの西洋近代思想をもとに、誰もが、もう一度、ゼロから「道徳」を学び直せるように工夫しています。
第1章 なぜ「学校」に通わなければならないのかー「近代」の意味から考える「学校」の存在理由
第2章 なぜ「合理的」でなければならないのかー啓蒙主義から考える「科学」と「道徳」
第3章 なぜ「やりたいことをやりたいようにやる」のはダメなのかーデカルトから考える「自由」と「道徳」
第4章 なぜ「ならぬことはならぬ」のかーカントから考える「人格の完成」
第5章 なぜ「市民は国家のために死ななければならない」のかー社会契約論から考える「国家」と「市民」
第6章 なぜ「誰もが市民でもあり、奴隷でもある」のかールソーから考える「市民」の徳
第7章 なぜ「学校は社会に対して閉じられるべき」なのかー共和主義から考える「士民」の徳
作者 | 古川 雄嗣 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 東洋経済新報社 |
発売日 | 2018年07月27日 |
『大人の道徳』
生きづらい時代を生きる現代人に贈る先人たちからの時を超えた叡智!
作者 | 齋藤 孝 |
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価格 | 913円 + 税 |
発売元 | 扶桑社 |
発売日 | 2018年09月04日 |
今回は、大人向けの道徳を学ぶおすすめの作品を4つ紹介させていただきました。登場人物たちが抱えるやや複雑な課題について明かりを灯すために道徳を用いた作品群です。ただ教えられるだけでなく、心の中に自分なりの答えを見つけ出すきっかけを提供してくれる、そんな作品たちをピックアップさせていただきました。
一冊ひとつひとつの作品には、それぞれ思いやりや公正、責任、規範、といった人間性に光を当てるテーマが描かれています。その彼らの姿から、我々自身も学ぶべきことがあるのではないでしょうか。また、それぞれの物語が織りなすリアリティは、大人の読者だからこそ共感できるものとなっているんです。
一部の作品は、罪と罰、善と悪といった破壊的な要素も秘めています。それらを通じて、往々にして適応が難しい現代のモラルや倫理について考えるための窓口を提供してくれます。大人になると、決し優先順位をつけにくい価値観をバランスよく維持しながら生きていくことの難しさを痛感しますよね。だからこそ、このような作品を通して自分にとって重要な価値観とは何か、再確認する契機になることでしょう。
最後に、これらの作品は娯楽の一部であることを忘れないでください。深いテーマに取り組みながらも、物語自体が持つ力強さと魅力を堪能できるのが、素晴らしい作品の特徴です。しっかりと楽しみながら、学びのエッセンスを含んだ作品を味わっていただければと思います。
もっと自分自身をより良くしたい、成長したいと思う方には、これらの作品を一度手に取ってみていただければと思います。そして、その冒険が心を豊かにし、更なる成長のきっかけとなりますように。
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