大人向け 道徳を学ぶ本 おすすめ4選

皆さん、大人になっても道徳の学びは続けていきたいものですよね。今回はそんな大人向けの道徳を学べる本を4つご紹介します。第一弾は人間の深層心理に切り込んだ作品、大人の心の闇と光を包括的に描き出しています。第二弾は日本古来の道徳観を描いた一作。歴史の中に散りばめられた“生きるヒント”に思わず引き込まれます。第三弾は哲学者が書いたアレコレ考えさせられる本。豊かな知識と見識から自分自身の「良い」を見つけてみてはいかがでしょうか。最後の一冊はチャートブック風に描かれたストーリー。道徳的な決断を迫られの場面で、どう行動するべきかを問われます。思考を巡らせながら読み進める楽しさも醍醐味ですよ。
『大人のための道徳教科書』

作者 | 齋藤,孝,1960- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 扶桑社 |
発売日 | 2019年10月 |
『大人の教科書「道徳」の時間』

武家・商家の家訓、藩校・寺子屋の教え、儒学者の教訓…古き良き日本人に学ぶ、温故知新の「正しい生き方」。
作者 | 大人の教科書編纂委員会 |
---|---|
価格 | 1487円 + 税 |
発売元 | 青春出版社 |
発売日 | 2010年12月 |
『大人の道徳 西洋近代思想を問い直す』

2018年4月、小中学校で「道徳」が「特別の教科」化され、児童生徒の評価対象に加えられることになった。
しかし、そもそも日本人にとって「道徳」とは何だろうか? この問いに答えられる親や教師はいるのか。
なぜ「学校」に通わなければならないのか?
なぜ「合理的」でなければならないのか?
なぜ「やりたいことをやりたいように」やってはダメなのか?
なぜ「ならぬことはならぬ」のか?
なぜ「市民は国家のために死ななければならない」のか?
なぜ「誰もが市民でもあり、奴隷でもある」のか?
なぜ「学校は社会に対して閉じられるべき」なのか?
そもそも「人格」「自由」「民主主義」「国家」とは何だろうか?
こうした基本的な問いをマクラに、ポップなイラストを織り交ぜながら、まず道徳の前提となる「近代」とは何かというごく基本的な意味から説き起こしていく。
ベースとするのはデカルト、カントの人間観と道徳観、ホッブズ、ロック、ルソーの国家観と市民観。
さらに中江兆民やレジス・ドゥブレなど、共和主義やリベラリズムの伝統もふまえながら近代的人間としての「道徳」と「市民」および「国民」としての「道徳」の原理を解説していく。
大人たちが最低限知っておくべき前提から問い直す一冊。
【「はじめに」より】
ぜひとも本書を一読してみてほしいのは、残念ながらこれまでの学校教育のなかで、まともに「道徳」を教わる機会がなかった人、つまり、現代の日本社会の、ほとんどすべての「社会人」の皆さんです。
本書では、本来「道徳」で教えなければ/学ばなければならない、近代の人間と社会と国家の論理を、できるだけわかりやすく解説することにしました。
デカルト、カント、ルソーなどの西洋近代思想をもとに、誰もが、もう一度、ゼロから「道徳」を学び直せるように工夫しています。
第1章 なぜ「学校」に通わなければならないのかー「近代」の意味から考える「学校」の存在理由
第2章 なぜ「合理的」でなければならないのかー啓蒙主義から考える「科学」と「道徳」
第3章 なぜ「やりたいことをやりたいようにやる」のはダメなのかーデカルトから考える「自由」と「道徳」
第4章 なぜ「ならぬことはならぬ」のかーカントから考える「人格の完成」
第5章 なぜ「市民は国家のために死ななければならない」のかー社会契約論から考える「国家」と「市民」
第6章 なぜ「誰もが市民でもあり、奴隷でもある」のかールソーから考える「市民」の徳
第7章 なぜ「学校は社会に対して閉じられるべき」なのかー共和主義から考える「士民」の徳
作者 | 古川 雄嗣 |
---|---|
価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | 東洋経済新報社 |
発売日 | 2018年07月27日 |
『大人の道徳』

道徳はキレイごとではありません。
先人たちが伝えてくれた「精神文化」と「身体文化」の結晶です。
よくビジネスパーソンに必要なスキルとして「IT・会計・英語」の3つが挙げられたりしますが、
私はここに「道徳」も入れたい! と本気で思っているほどです。
インターネットが世界中を駆け巡り、すべての情報が一瞬のうちに共有されるグローバル社会において、
人間関係はどんどん多様に、そして複雑になっています。
本来人を幸せにする技術が、人をおとしめたり、誤解したり、孤立化させる要因にすらなっています。
こうした閉塞感のただよう社会を生き抜くために必要なのが、本当の意味での「道徳」なのです。--(「はじめに」より)
【目次より】
はじめにーー大人たちにこそ「道徳」は必須の“能力”
第1章 今までの価値観が通用しない時代
1 大人たちの非道徳的な振る舞い
2 変容する家族のカタチを踏まえた価値観の再構築
3 冷静な「世間の目」を自分の中に持つ
第2章 道徳=心+精神文化+身体文化
「心」--個人的で移り変わりやすい感情や気分
「精神文化」--共同体で共有される普遍的な意思、気構え、秩序
「身体文化」--礼儀作法、書道、武道など……
第3章 今の日本人が軽視する「礼」は形式的だからこそ意味がある
仁、儀、礼、智、信ーー5つの徳目
剣道でガッツポーズがいけない理由
「礼」で「心」を制御する
形式化されているから誰にでも通じる……
第4章 道徳のベース「理解力」と「対話力」を育むために文学に触れ「心」を知る
1 文学から「心」を学び人間を理解する
2 他者を理解するために対話を続ける
3 対話を続ける粘り
4 どうしても苦手な相手には「敬遠策」
第5章 ネット社会が増幅させる人間の負の感情を直視する
1 IT社会は今まで以上にコミュニケーション力が必要
2 SNSが中世の魔女狩りを現代に再現させた
第6章 他者とより良い人間関係を築くために道徳を実践する
1 日本人は押しが弱いが道徳が試されるのは行動時である
2 他者とより良い人間関係を築くための道徳
3 道徳は「できるか、できないか」
4 今汝(なんじ)は画(かぎ)れり
おわりにーー精神文化と身体文化を受け継ぎ道徳を実践する
齋藤孝(さいとう・たかし)
明治大学文学部教授。昭和35(1960)年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大大学院教育学研究科博士課程等を経て現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。著書に『現実を動かす会話力』『声に出して使いたい大和言葉』(以上扶桑社)など多数。
作者 | 齋藤 孝 |
---|---|
価格 | 913円 + 税 |
発売元 | 扶桑社 |
発売日 | 2018年09月04日 |
今回は、大人向けの道徳を学ぶおすすめの作品を4つ紹介させていただきました。登場人物たちが抱えるやや複雑な課題について明かりを灯すために道徳を用いた作品群です。ただ教えられるだけでなく、心の中に自分なりの答えを見つけ出すきっかけを提供してくれる、そんな作品たちをピックアップさせていただきました。
一冊ひとつひとつの作品には、それぞれ思いやりや公正、責任、規範、といった人間性に光を当てるテーマが描かれています。その彼らの姿から、我々自身も学ぶべきことがあるのではないでしょうか。また、それぞれの物語が織りなすリアリティは、大人の読者だからこそ共感できるものとなっているんです。
一部の作品は、罪と罰、善と悪といった破壊的な要素も秘めています。それらを通じて、往々にして適応が難しい現代のモラルや倫理について考えるための窓口を提供してくれます。大人になると、決し優先順位をつけにくい価値観をバランスよく維持しながら生きていくことの難しさを痛感しますよね。だからこそ、このような作品を通して自分にとって重要な価値観とは何か、再確認する契機になることでしょう。
最後に、これらの作品は娯楽の一部であることを忘れないでください。深いテーマに取り組みながらも、物語自体が持つ力強さと魅力を堪能できるのが、素晴らしい作品の特徴です。しっかりと楽しみながら、学びのエッセンスを含んだ作品を味わっていただければと思います。
もっと自分自身をより良くしたい、成長したいと思う方には、これらの作品を一度手に取ってみていただければと思います。そして、その冒険が心を豊かにし、更なる成長のきっかけとなりますように。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。