い今こそ読みたいイランの本3選!

では早速、イラン文化にひたれるおすすめの読み物を3冊ご紹介しますね。まず1冊目は、ある少女の目を通じてイランの歴史や文化をコミカルに描いた作品。ちょっぴりシニカルながら、そのユーモラスな描写にどんどん引き込まれますよ。
2冊目は、実話を基にした小説。普段考えることのない政治問題や宗教の問題が、一人の女性の視点を通じて深く描かれています。思わぬ展開に驚かされること間違いなしですよ。
そして最後の1冊は、詩による自己表現が深く描かれた作品。その美しい語り口に感動し、イランの女性たちの強さや生き様に共感することでしょう。ユニークな視点からイランの世界へ誘われ、新たな発見があること間違いなしですよ。
『ペルシア文化が彩る魅惑の国 イラン Travel & Culture Guide』

美しい文化に気さくな人々、そしてなんといっても平和な日常。
実際にイランを訪れてみると、日本のニュースから伝わる「イランはなんだかヤバそうな国」というイメージとは真逆の世界が広がっている。イランの魅力を感じるには、現地を訪れ、その目その肌で「イランにふれあう」のがベストだ。
しかし、様々な要因でイラン旅行を実行に移すにはハードルが高く感じるのも事実だろう。
そこで本書はトラベル&カルチャーガイドとして、イランの魅力を発信し、旅行にまつわる疑問を紐解くことでそのハードルを下げ、「イランに行ってみたい」という想いを後押しすることを目的としている。
本書を通じてイランという国、そしてその文化をより具体的に感じ、実際にイランを訪れるきっかけになれば幸いだ。
■百花繚乱 イランの魅力
ペルシア建築/圧巻の世界遺産/息をのむ絶景/絢爛な芸術/今も息づく伝統文化/心ときめく雑貨/ペルシア料理/ホスピタリティ
■イランの基本情報
イラン旅行事情/イラン旅行の基本/旅行計画のヒント/準備・持ち物/インターネットと通信事情/現地で役立つ旅のテクニック/お金と両替について/イランの宿泊施設/イラン 移動マニュアル/イラン旅行で気をつけること/ペルシア語フレーズ集
■観光スポットで学ぶイランの歴史
ペルシア帝国以前/ペルシア帝国/イスラーム化/ペルシア文芸復興/イスラームだけではないイランの宗教/セルジューク朝/イルハーン朝/サファヴィー朝/アフシャール朝/ザンド朝/ガージャール朝/パフラヴィー朝/イラン・イスラーム共和国
■イランの芸術文化
ペルシア建築/タイルアート/ペルシア絨毯/ガラムカーリー/テルメ/ミーナーカーリー/ハータムカーリー/ペルシア書道/ペルシア絵画/ペルシアの詩人たち/イランの映画事情/イランの音楽事情
■魅惑のペルシア料理
肉料理/コメ料理/シチュー、スープ料理/おすすめ一品料理/飲み物、スイーツ/イラン式チャイの嗜み方/レストランの建築美/カフェでまったり時間を/フェセンジャーンをつくってみよう
■イラン主要都市 必見スポット紹介
テヘラン/エスファハーン/シーラーズ/ヤズド/カーシャーン/そのほかの都市
日本で感じるイラン/イランをより知るためのコラム
作者 | 杉森 健一 |
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価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | イカロス出版 |
発売日 | 2023年11月30日 |
『イラン(992;992) 「反米宗教国家」の素顔』

《目次》
はじめに
第1章 混迷するイラン情勢の行方
第2章 絡み合う対立の歴史と現在
第3章 革命から40年、イランの素顔
第4章 社会の不合理に抗う者たち
第5章 生死の現場を訪ねる
第6章 日本との絆を紡ぐ
おわりに
《概要》
革命によって親米の王政が崩壊し、史上類を見ない「イスラム共和制」が樹立されてから40年を経たイラン。
「悪の枢軸(すうじく)」「世界最大のテロ支援国家」と米国に名指しされ、脅威論も根強いこの国の、実際の姿とはいかなるものか。
イランははたして危険な国なのか。テヘラン特派員がその素顔を活写する。
はじめに
第1章 混迷するイラン情勢の行方
第2章 絡み合う対立の歴史と現在
第3章 革命から40年、イランの素顔
第4章 社会の不合理に抗う者たち
第5章 生死の現場を訪ねる
第6章 日本との絆を紡ぐ
おわりに
作者 | 新冨 哲男 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 平凡社 |
発売日 | 2021年12月17日 |
『イランと日本 駐日イラン大使の回顧録 2008-2011』

イラン大使が語るニッポン
在任中の4年間に、〈東日本大震災〉を体験した著者は、幅広く日本の要人と面会を重ねつつ日本各地を訪問し、日本人への理解を深めた。
現職のイラン外務大臣による稀有な〈日本論〉の展開!
《解説・高橋和夫(放送大学名誉教授)》
親愛なる日本の読者の皆様へ
はじめに
序章
第一章 私、セイエド・アッバス・アラグチ
第二章 なぜ、日本?
第三章 東京での任務開始
第四章 日本での任務環境と外交の雰囲気
第五章 日本人の独創性について
第六章 日本外交のスタイルと流儀
第七章 日本とアメリカ
第八章 日本とイラン
第九章 在日イラン人
第一〇章 東日本大震災
おわりにー東京での任期を終えて
作者 | セイエド・アッバス・アラグチ/稲見誉弘 |
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価格 | 2200円 + 税 |
発売元 | 論創社 |
発売日 | 2024年10月24日 |
以上、イランの魅力を存分に感じ取れる3冑の作品をご紹介しましたが、どれもその世界観や深さに圧倒される一冊ばかりです。イラン文学は、特有の衝撃的なリアリズムや人間の心情を深く描いた心に残るストーリーが特徴で、一読するだけでその世界に引き込まれてしまいます。
そして、イランという国の背景や歴史、文化を理解することで、それらの作品がもっと一層深く、鮮やかに立ち上がってくるのではないでしょうか。また、それぞれの作品は登場人物の感情の揺れ動きや細やかな心情の変化を丁寧に描いているため、その場での空気感や緊張感を共有することができます。
また、その一方で現代日本とは異なる価値観や生活環境についての描写もあり、普段は見えない異文化と向き合う機会ともなるでしょう。それらを知ることで、自分自身の視野を広げることもできます。
それぞれの作品はイランの象徴的な要素を独自の視点で描いており、一冊一冊がそれぞれ異なる角度からイランをかいま見ることができます。何度も読み返すほどにその深みに気付くことができ、その都度新たな驚きや感動があります。
これらの作品を通じて、イランに関心を持つ方や新たな視点を求めている方々に、心からの感動を届けることができれば幸いです。まだ読んでいない方は、ぜひ一度手に取ってその世界を楽しんでみてください。きっと新たな発見があるはずです。そういった経験があなたの読書の一助となれば、これ以上の幸せはありません。今後も様々な文化や発見を提供する素晴らしい作品を紹介していきたいと思います。以上、ご覧いただきありがとうございました。
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