恐怖を味わう!おすすめ現代ホラー小説20選「残穢」「ぼっけえ、きょうてえ」など話題作をご紹介
震え上がるようなスリルを楽しむなら、現代ホラー小説がおすすめですよ。幽霊の存在に迫る作品や不可思議な現象に巻き込まれた主人公の行方に息を呑むものまで、怖いけれどもどかしくて手放せない。日常の一部として存在する恐怖が、あなたの眠れる夜をじわじわと奪うことでしょう。更に、心理的な恐怖を描いた作品は、まるで自身が体験しているかのようなリアリティ。ホラーの醍醐味を存分に味わえます。20冊の選りすぐりをご紹介するので、是非楽しんでみてくださいね。
『残穢』
この家は、どこか可怪しい。転居したばかりの部屋で、何かが畳を擦る音が聞こえ、背後には気配が…。だから、人が居着かないのか。何の変哲もないマンションで起きる怪異現象を調べるうち、ある因縁が浮かび上がる。かつて、ここでむかえた最期とは。怨みを伴う死は「穢れ」となり、感染は拡大するというのだがー山本周五郎賞受賞、戦慄の傑作ドキュメンタリー・ホラー長編!
作者 | 小野 不由美 |
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価格 | 737円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2015年07月29日 |
『ぼっけえ、きょうてえ』
ー教えたら旦那さんほんまに寝られんようになる。…この先ずっとな。時は明治。岡山の遊郭で醜い女郎が寝つかれぬ客にぽつり、ぽつりと語り始めた身の上話。残酷で孤独な彼女の人生には、ある秘密が隠されていた…。岡山地方の方言で「とても、怖い」という意の表題作ほか三篇。文学界に新境地を切り拓き、日本ホラー小説大賞、山本周五郎賞を受賞した怪奇文学の新古典。
作者 | 岩井 志麻子/甲斐庄 楠音 |
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価格 | 616円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2002年07月10日 |
『予言の島』
瀬戸内海の霧久井島は、かつて一世を風靡した霊能者・宇津木幽子が最後の予言を残した場所。二十年後“霊魂六つが冥府へ堕つる”という。天宮淳は幼馴染たちと興味本位で島を訪れるが、旅館は「ヒキタの怨霊が下りてくる」という意味不明な理由でキャンセルされていた。そして翌朝、滞在客の一人が遺体で見つかる。しかしこれは悲劇の序章に過ぎなかった…。全ての謎が解けた時、あなたは必ず絶叫する。傑作ホラーミステリ!
作者 | 澤村伊智 |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2021年06月15日 |
『淵の王』
作者 | 舞城,王太郎,1973- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2017年12月 |
『屍鬼(一)』
人口わずか千三百、三方を尾根に囲まれ、未だ古い因習と同衾する外場村。猛暑に襲われた夏、悲劇は唐突に幕を開けた。山深い集落で発見された三体の腐乱死体。周りには無数の肉片が、まるで獣が蹂躪したかのように散乱していたー。闇夜をついて越して来た謎の家族は、連続する不審死とどう関わっているのか。殺人か、未知の疫病か、それとも…。超弩級の恐怖が夜の帳を侵食し始めた。
作者 | 小野 不由美 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2002年02月 |
『新装版 殺戮にいたる病』
東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるシリアルキラーが出現した。くり返される凌辱の果ての惨殺。冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇、平凡な中流家庭の孕む病理を鮮烈無比に抉る問題作!衝撃のミステリが新装版として再降臨!
作者 | 我孫子 武丸 |
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価格 | 847円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2017年10月13日 |
『殺人鬼 --覚醒篇』
伝説の傑作『殺人鬼』、降臨!!’90年代のある夏。双葉山に集った“TCメンバーズ”の一行は、突如出現したそれの手によって次々と惨殺されてゆく。血しぶきが夜を濡らし、引き裂かれた肉の華が咲き乱れる…いつ果てるとも知れぬ地獄の饗宴。だが、この恐怖に幻惑されてはいけない。作家の仕掛けた空前絶後の罠が、惨劇の裏側で読者を待ち受けているのだ。-グルーヴ感に満ちた文体で描かれる最恐・最驚のホラー&ミステリ。
作者 | 綾辻 行人 |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2011年08月25日 |
『祝山 長編ホラー小説』
ホラー作家・鹿角南のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「肝試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。ネタが拾えれば、と軽い思いで肝試しのメンバーに会った鹿角。それが彼女自身をも巻き込む戦慄の日々の始まりだった。一人は突然の死を迎え、他の者も狂気へと駆り立てられてゆくー。著者の実体験を下敷きにした究極のリアルホラー。
作者 | 加門七海 |
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価格 | 704円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2007年09月 |
『粘膜人間』
作者 | 飴村,行 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 角川グループパブリッシング |
発売日 | 2008年10月 |
『黒い家』
若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに…。恐怖の連続、桁外れのサスペンス。読者を未だ曾てない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。第4回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。
作者 | 貴志 祐介 |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 1998年12月10日 |
『異端の祝祭』
冴えない就職浪人生・島本笑美。失敗の原因は分かっている。彼女は生きている人間とそうでないものの区別がつかないのだ。ある日、笑美は何故か大手企業・モリヤ食品の青年社長に気に入られ内定を得る。だが研修で見たのは「ケエエコオオ」と奇声を上げ這い回る人々だったー。一方、笑美の様子を心配した兄は心霊案件を請け負う佐々木事務所を訪れ…。ページを開いた瞬間、貴方はもう「取り込まれて」いる。民俗学カルトホラー!
作者 | 芦花公園 |
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価格 | 748円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2021年05月21日 |
『火のないところに煙は』
「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の“私”は驚愕する。心に封印し続けた悲劇は、まさにその地で起こったのだ。私は迷いつつも、真実を求めて執筆するが…。評判の占い師、悪夢が憑く家、鏡に映る見知らぬ子。怪異が怪異を呼びながら、謎と恐怖が絡み合い、直視できない真相へとひた走る。読み終えたとき、それはもはや他人事ではない。ミステリと実話怪談の奇跡的融合。
作者 | 芦沢 央 |
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価格 | 693円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2021年06月24日 |
『夜行』
十年前、同じ英会話スクールに通う僕たち六人の仲間は、連れだって鞍馬の火祭を見物にでかけ、その夜、長谷川さんは姿を消した。十年ぶりに皆で火祭に出かけることになったのは、誰ひとり彼女を忘れられなかったからだ。夜は、雨とともに更けてゆき、それぞれが旅先で出会った不思議な出来事を語り始める。尾道、奥飛騨、津軽、天竜峡。僕たちは、全員が道中で岸田道生という銅版画家の描いた「夜行」という連作絵画を目にしていた。その絵は、永遠に続く夜を思わせたー。果たして、長谷川さんに再会できるだろうか。怪談×青春×ファンタジー、かつてない物語。直木賞&本屋大賞ダブルノミネート作品。
作者 | 森見 登美彦 |
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価格 | 671円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2019年10月04日 |
『リカ』
妻子を愛する42歳の平凡な会社員、本間は、出来心で始めた「出会い系」で「リカ」と名乗る女性と知り合う。しかし彼女は、恐るべき“怪物”だった。長い黒髪を振り乱し、常軌を逸した手段でストーキングをするリカ。その狂気に追いつめられた本間は、意を決し怪物と対決する。単行本未発表の衝撃のエピローグがついた完全版。第2回ホラーサスペンス大賞受賞。
作者 | 五十嵐 貴久 |
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価格 | 781円 + 税 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 | 2003年10月07日 |
『Another. 上』
作者 | 綾辻,行人,1960- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 角川グループパブリッシング |
発売日 | 2011年11月 |
『玩具修理者』
作者 | 小林,泰三,1962-2020 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 角川書店 |
発売日 | 1999年04月 |
『禁じられた楽園』
平口捷は、若き天才美術家の烏山響一から招待され、熊野の山奥に作られた巨大な野外美術館を訪れた。そこは、むせかえるような自然と奇妙な芸術作品、そして、得体の知れない“恐怖”に満ちていた。現代の語り部が贈る、幻想ホラー超大作。
作者 | 恩田陸 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 徳間書店 |
発売日 | 2007年03月15日 |
『小説 シライサン(1)』
親友の変死を目撃した山村瑞紀と、同じように弟が眼球を破裂させて亡くなった鈴木春男。それぞれ異様な死の真相を探る中、2人は事件の鍵を握る富田詠子から、ある怪談話を聞かされる。それは死んだ2人と詠子が旅行先で知った、異様に目の大きな女の話だった。女の名を頑なに告げなかった詠子だが、ひょんなことからその名を口に出してしまう。「お2人は…呪われました」-その日から瑞紀たちの周囲でも怪異が起き始め…。
作者 | 乙 一 |
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価格 | 704円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2019年11月21日 |
『血の季節 (宝島社文庫)』
作者 | 小泉 喜美子 |
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価格 | 250円 + 税 |
発売元 | 宝島社 |
発売日 | 2016年08月04日 |
『闇祓』
「うちのクラスの転校生は何かがおかしいー」クラスになじめない転校生・要に、親切に接する委員長・澪。しかし、そんな彼女に要は不審な態度で迫る。唐突に「今日、家に行っていい?」と尋ねたり、家の周りに出没したり…。ヤバい行動を繰り返す要に恐怖を覚えた澪は憧れの先輩・神原に助けを求めるがー。身近にある名前を持たない悪意が増殖し、迫ってくる。一気読みエンタテインメント!
作者 | 辻村 深月 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2021年10月29日 |
以上、現代のホラー小説20選をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。各作品ともそれぞれに特色があり、心震わせる恐怖とサスペンスが詰まっています。それぞれの作家さんたちの壮大な想像力や、細かい描写力によって、現実ではありえないような状況や事象が信じられるほどリアルに感じられるのもホラー小説の魅力の一つですよね。
ここで紹介した作品たちは、ホラー小説初心者の方からベテランの方まで、幅広い読者層に楽しんでいただけると思います。怖いものを見たさのある方、冷たい戦慄を体感したい方、胸がハラハラするような緊張感に魅力を感じる方、そして何より物語に没入する楽しさを追求したい方にはぜひ一読をおすすめします。きっと、夢中になれる作品が見つかるはずです。
それぞれの作品には、作者の驚くべき想像力が詰まっています。怖さだけではなく、人間の様々な感情や深淵、社会の闇まで掘り下げて洞察している作品もあります。こうした深みや多面性も、ホラー小説が持っている魅力の一つだと言えます。
とは言っても、やはりホラー小説というと「怖い」が一番の売り。読む時間、場所、環境を工夫して、一層その恐怖を味わってみてください。バラバラの作品ですが、共通して言えることは「読んだ後に余韻が残る」こと。それが怖さであれ、衝撃であれ、その感情が次の一冊へと繋がっていくのがホラー小説の面白さですよね。
ぜひ、この20作品を手にとって、その恐怖と興奮、未知なる世界へ飛び込んでみてください。大胆な想像力と深い洞察力で描かれた、忘れられないストーリーが皆さんを待っています。もし気に入っていただけたら、さらにその他の作品も探してみてくださいね。今回紹介した作品以外にも、きっとあなたを虜にするホラー小説はたくさんあるはずですから。
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