【今こそ読みたいハン・ガン作品】アジア女性初のノーベル文学賞受賞!ハン・ガン作品7選!
ハン・ガンさん、知ってますか?彼女はなんとアジア女性で初のノーベル文学賞受賞者なんですよ。彼女の作品は一言で言えば「独特」。現代社会の暗部を繊細かつ鋭く描写するそのスタイルは、読む者を深い思索へと誘います。登場人物たちの心情描写に細心の注意を払い、私たちが日常で見逃しがちな人間性の深淵をえぐり出します。ただただ物語が進行するだけでなく、彼女の作品を読むことで考えさせられ、見つめ直すことが多々あります。また、言葉の選び方一つにも彼女の繊細さが感じられます。彼女の世界に一度、足を踏み入れてみませんか?約束しますよ、これまでとは一味違った読書体験が待っていますから。
『菜食主義者』
作者 | ハン・ガン/きむ ふな |
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価格 | 2420円 + 税 |
発売元 | クオン |
発売日 | 2011年05月25日 |
『少年が来る』
光州事件から約三十五年。あのとき、生を閉じた者の身に何が起きたのか。生き残った者は、あれからどうやって生きてきたのか。未来を奪われた者は何を思い、子どもを失った母親はどんな生を余儀なくされたのか。三十年以上の月日を経て、初めて見えてくるものがあるー。丹念な取材のもと、死者と生き残った者の声にならない声を丁寧に掬いとった衝撃作。『菜食主義者』でマン・ブッカー賞国際賞に輝いた著者渾身の物語。
作者 | ハン・ガン/井手 俊作 |
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価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | クオン |
発売日 | 2016年10月27日 |
『すべての、白いものたちの』
おくるみ、うぶぎ、しお、ゆき、こおり、つき、こめ…。「白いもの」の目録を書きとめ紡がれた六十五の物語。生後すぐ亡くなった姉をめぐり、ホロコースト後に再建されたワルシャワの街と、朝鮮半島の記憶が交差する、儚くも偉大な命の鎮魂と恢復への祈り。アジアを代表する作家による奇蹟的傑作。
作者 | ハン・ガン/斎藤 真理子 |
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価格 | 935円 + 税 |
発売元 | 河出書房新社 |
発売日 | 2023年02月07日 |
『回復する人間』
大切な人の死や自らの病、家族との不和など、痛みを抱え絶望の淵でうずくまる人間が一筋の光を見出し、ふたたび静かに歩みだす姿を描く。李箱文学賞、マン・ブッカー国際賞受賞作家による珠玉の短篇集。
作者 | ハン・ガン/斎藤 真理子 |
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価格 | 2640円 + 税 |
発売元 | 白水社 |
発売日 | 2019年05月28日 |
『ギリシャ語の時間』
ある日突然言葉を話せなくなった女。
すこしずつ視力を失っていく男。
女は失われた言葉を取り戻すため
古典ギリシャ語を習い始める。
ギリシャ語講師の男は
彼女の ”沈黙” に関心をよせていく。
ふたりの出会いと対話を通じて、
人間が失った本質とは何かを問いかける。
★『菜食主義者』でアジア人作家として初めて英国のブッカー国際賞を受賞したハン・ガンの長編小説
★「この本は、生きていくということに対する、私の最も明るい答え」――ハン・ガン
作者 | ハン・ガン/著 斎藤真理子/翻訳 |
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価格 | 1800円 + 税 |
発売元 | 晶文社 |
発売日 | 2017年10月11日 |
『別れを告げない』
作家のキョンハ(「私」)は2014年の夏、虐殺に関する本を出してから、何かを暗示するような悪夢を見るようになる。何度も脳裏に浮かぶ黒い木々の光景がずっと気がかりで、よい場所に丸木を植えることを思い立つ。ドキュメンタリー映画作家だった友人のインソンに相談し、それを短編映画にすると約束して4年が過ぎた。一人っ子のインソンは、認知症の母親の介護のため、8年前に済州島の村の家に帰り、4年間母親を看病して看取った。キョンハがこの夢の話をインソンにしたのは母親の葬儀の時だった。インソンはその後も済州島の家にとどまることに。キョンハはその間に家族や職を失い、ソウル近郊の古いマンションに引っ越してきた。心身は疲弊し、遺書も何度か書いた。その年の12月、キョンハのもとへ、インソンから「すぐ来て」とメールが届く。インソンは病院にいた。木工作業中に指を切断してしまい、苦痛のとぎれることがない治療を受けているところだった。インソンはキョンハに、済州島の家に今すぐ行って、残してきた鳥を助けてほしいと頼む。大雪の中、キョンハは、済州島のインソンの家に何とかたどりつく。4・3事件を生き延びたインソンの母親が、夢でうなされないように布団の下に糸鋸を敷いて寝ていた部屋にも入る。夢とも現実ともつかない中でインソンがあらわれ、鳥を仲立ちにして静かに語り合う。そこで初めてキョンハはインソンがこの4年間ここで何をし、何を考えていたかを知る。認知症が進んだ母親の壮絶な介護、そして、母親が命ある限りあきらめず追い求めた真実への執念も…。韓国人として初のメディシス賞受賞作。
作者 | ハン・ガン/斎藤 真理子 |
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価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | 白水社 |
発売日 | 2024年04月02日 |
『そっと 静かに』
本書には、音楽との出会い、さまざまな思い出にまつわる歌、著者自身がつくった歌について綴られている。またハン・ガンのオリジナルアルバム音源情報も巻末に収録!著者の繊細な感性に触れるエッセイ集の初邦訳。
作者 | ハン・ガン/古川 綾子 |
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価格 | 2420円 + 税 |
発売元 | クオン |
発売日 | 2018年06月25日 |
これ以上ないほど唯一無二の作風を持つハン・ガン作品、一読すれば誰もがその独特の世界観に引き込まれ、戸惑いつつも魅了されること間違いなしです。ハン・ガンの文章は冷静かつ淡々と描かれ、だからこそその深みに人間の根源的なものを感じることができます。一般的になじみが薄いかもしれない韓国文学の世界にどっぷり浸かってみるのも、新たな発見があるかもしれませんよ。
それでもハン・ガンの作品は、読む側にとって楽なものではありません。難解で重苦しいイメージを持つ方もいるかもしれませんが、その挑戦がきっと忘れることのできない読書体験をもたらすでしょう。ノーベル文学賞を受賞しただけあって、中には難解な作品もあるかもしれませんが、でもね、挑戦してみる価値はある。その苦労が報われる一瞬一瞬があるんです。
ばか騒ぎのような日常や、切実な人間ドラマ、時には社会の闇をも赤裸々に描き出す彼女の作品は、人間の存在そのものを問いかけてきます。ハン・ガン作品との出会いが、透き通った言葉で綴られた彼女の世界観が、あなたの心を揺さぶった時、それはもうあなたが彼女の虜になっている証拠。ぜひ、一冊でも手に取ってみてください。そしてその世界を、味わってみてくださいね。
最後になりますが、ハン・ガンの作品に触れることで得るものは確かに存在します。その何とも言えない感触、考えざるを得ないテーマ、独特の魅力を体験し、あなた自身が一層豊かな人間になれることを心から願っています。ここまで読んでくださった皆さん、どうもありがとうございます。次の読書、楽しんでくださいね!
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