朝日奈あすかおすすめ小説⑦
朝日奈あすかが今回ご紹介するのは、圧倒的な世界観と芸術性が魅力のある一作です。登場人物たちは全員ユーモラスでユニーク、その個性が物語全体を彩っています。主人公の成長物語ながら、人間の葛藤や心情、そして人生そのものを見つめる深いテーマが散りばめられています。文体は一見難しそうに思えますが、読み進めていくとその文体が作品の世界観をより一層引き立てることに気づくでしょう。独特のユーモラスさの中に深い哲学と人間観が隠されていて、読み終わった後には感じるものが多いこと間違いなし。ヒマな時にじっくりと読み込んでみてはいかがでしょう。
『ミドルノート』
ひと振りの香水で 明日のわたし、もっと輝く! ベストセラー『翼の翼』『君たちは今が世界』で大躍進の著者がすべての女性に贈るエール。
食品会社同期でワーキングマザーの菜々と愛美。アロマデザイナーに転身した元同期の麻衣。菜々たちと同い歳の派遣社員・彩子。働くスタイルや活躍の場が異なる四人のアラサー女性は、新型肺炎が蔓延し、混沌とした時代の波に揉まれ、変化を余儀なくされる。焦りや不安、重圧のなかで、彼女たちが拠りどころにしたものとは!?
「香水は、使われている成分の揮発性に細かい差があり、時間とともに香り方が変化してゆく。肌につけた時、最初の数分の香りをトップノートというそうで、次にくるのがミドルノート、その先にラストノートと呼ばれる香りがあって、最後の香りがずっと続く(中略)とはいえ、ミドルノートも、ラストノートの手前の大事な香りです。強く香ることも多いので、やっぱりミドルノートがその香水の中心っていうか、わたしはミドルノートを基準に香水を選ぶことが多いかなって感じがします。」(本文より)
社会人同期として、同じスタート地点(トップノート)から歩み始めたのに、結婚、出産、昇進、転職など、それぞれが別々の道を進んでいるーー人生の「ミドルノート」で試行錯誤する女性たちは、この先どこへ向かうのか。
| 作者 | 朝比奈 あすか |
|---|---|
| 価格 | 1760円 + 税 |
| 発売元 | 実業之日本社 |
| 発売日 | 2023年09月29日 |
『いつか、あの博物館で。 アンドロイドと不気味の谷』
ロボット博物館への校外学習で同じ行動班になった、安藤悠真、長谷川湊、清水陽菜、市川咲希の四人の中学一年生。その博物館には、「美しすぎる」アンドロイドの気象予報士が展示されていた。その日の体験をきっかけに、それぞれがロボットと人間の違いを考える。
完璧な美しさや強さを持つロボット、やさしい言葉をかけてくれるロボット、いつまでも死なないロボット……。
それでも、ロボットにはない自分だけの心を確かめ、他者と触れ合い、距離感に悩みつつも、気持ちがつながる瞬間を大事に、新しい自分を作っていくーー。
不思議な縁でつながった、性格や家庭環境の異なる男女四人。
彼らの中学一年から三年までの三年間をそれぞれの視点から描いた、現代社会に生きるさまざまな子どもたちの姿を切り取る著者による、中学生たちの日常(いま)の群像劇。
【登場人物紹介】
安藤悠真
創作部に所属し、プラモデル作りが好き。物知りで博学、勉強もよくできる反面、ちょっとうっかりしたところがあり、思ったことをそのまま口に出してしまったり、場にそぐわない言動をしてしまうことも。たまに寝癖がついたままのことがあるような無頓着さがある。
長谷川湊
サッカー部の次期キャプテンと噂され、長身で小学生の頃からスポーツ万能で近所でも有名。朗らかで屈託がなく、明るく素直な性格だが、あえて「愛され弟キャラ」を演じている面もある。友達も多く、成績優秀な二つ年上の姉がいるが、姉は不登校の問題を抱えている様子。
市川咲希
おとなしく穏やかな性格。掃除などもきっちりとする、結構しっかりもの。ひとりっ子でおばあちゃん子。引っ込み思案だったが、おばあちゃんに「おうたがじょうず」なことや、音楽のセンスを見出される。中学では音楽部に所属し、楽器はフルート。球技は苦手だが、実はダンスや水泳などは得意。
清水陽菜
バスケ部に所属し、活発で目立つグループの一員。その実、表裏のない素直な性格で、思いやりがあって面倒見も良い。家庭環境から、母の家事を手伝いつつ弟と妹の面倒も見ている。それゆえ、素直さを持ちながらも、他者に自分の状況や内面を率直に表現することにためらいがあり、自分自身が感じる「感情」にも複雑な思いを抱く。
| 作者 | 朝比奈 あすか |
|---|---|
| 価格 | 1650円 + 税 |
| 発売元 | 東京書籍 |
| 発売日 | 2024年07月01日 |
『普通の子』
成績は平均的。口答えもそれほどしない。
ごくごく普通のわが子が、教室のベランダから飛び降りた。
佐久間美保は小学5年生の息子・晴翔(はると)と、同じ会社で働く夫・和弥と、忙しないながらも普段通りの毎日を過ごしていた。そんなある日、晴翔が小学校のベランダから転落して骨折してしまう。転落した理由を尋ねるも、息子はかたくなに口を閉ざしたまま。ひょっとすると、わが子はいじめを受けていたのではないかーー。そう思った美保は独自に真相を探ろうとするが、自身も小学生時代に、あるいじめを「体験」した記憶がよみがえり……?
事件の真相を追う母親に、過去の子ども時代が交錯する。
すべての記憶を揺るがす、衝撃のラスト10ページ!
| 作者 | 朝比奈 あすか |
|---|---|
| 価格 | 1870円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2024年12月18日 |
それでは、今日もまた素敵な作品について語らせていただきました。物語の世界に一歩足を踏み入れると、そこには作者が丹精込めて描いた登場人物たちが待っています。彼らの織り成す人間模様、時には予想外の展開に、思わずハラハラドキドキすることでしょう。そして、あちこちに散りばめられた小さな伏線が結末で見事につながる様子に、心から感動を覚えること間違いなしです。
小説や漫画の世界には、現実では味わうことのできない特別な体験が溢れています。登場人物と一緒に冒険に出たり、謎解きに挑戦したり、あるいはただひたすらに笑ったり泣いたりすることで、我々は新たな自分自身を発見することができるのです。何気なく手に取った一冊が、人生の中で特別な意味を持つこともある。そんな体験を通じて、読者一人一人の世界が広がっていくこと、これこそが文学の力だと私は信じています。
私が紹介する作品は、皆様がより良い読書体験を得られることを願って選びました。もちろん、それぞれの好みは千差万別ですから、「これが全て」というわけではありません。だからこそ、皆様には自分の感性を信じて、さまざまな作品に触れていただきたいと思います。
これまで紹介してきた全ての作品たちは、読者の皆様に新たな視点、新たな感動を提供してくれます。これからも私、朝日奈あすかは皆様と共に新しい作品の発見、そして一緒にその世界を楽しむ時間を大切にしていきたいと思います。
それでは、また次回のおすすめ作品紹介でお待ちしております。お楽しみに!
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