社会福祉学の本 おすすめ4選 入門にも
社会福祉学を学び始める初学者から、深堀りしたい方まで参考になる4冊をピックアップしてみました。1冊目は歴史から学ぶ一冊。福祉の歴史や背景を学びながら、社会福祉の原点を探求できます。2冊目は専門用語集。これさえ押さえておけば、専門書も怖くありません。3冊目は現場の声を集めたリアルな一冊。具体的なエピソードから福祉の現場をイメージできます。最後の一冊は視点を変えて社会福祉を考える一冊。全体像を掴むのに最適です。これら一冊一冊が、あなたの学びのお供になること間違いなしです。
『よくわかる福祉社会学』
現代日本社会では「福祉」という言葉が非常によく使われる。ではこの言葉の意味するところはいったいどのようなもので、社会学的にアプローチするとはどういうことなのだろうか。本書は基本概念からベーシックなトピックまでを網羅し、体系的に福祉社会学の全体像を示すテキスト。
作者 | 武川 正吾/森川 美絵/井口 高志/菊地 英明 |
---|---|
価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | ミネルヴァ書房 |
発売日 | 2020年11月02日 |
『基礎ゼミ 社会福祉学』
人々の生きづらさに触れ、支える営みを学ぼう!
□各章の問いから、社会福祉学の視点を知る
□仲間と議論し、何ができるかを考える
□ワークシートで、論点や意見を整理する
□個人の生きづらさを、社会との関係から捉える
誰もがしあわせに生きられる社会って、どんな社会? どうすれば実現できるの? 私は何をすればいい? 本書を読めば、困難に直面する人が、社会とどんなつながりを持ちうるかを、探究できます。自分で考えるのはもちろん、仲間と一緒に考えることも、筆者の考察から学ぶこともできる、体験型入門書!
ーーはじめにより
本書では、従来のテキストで求められるような社会福祉学の「網羅性」や「普遍性」にこだわらない構成とすることにし……社会福祉学で想定される「生きづらさ」を抱える人のリアリティと、それらの人を支えるかかわりに着目しました。……「生きづらさ」の特徴は、それを抱える個人のこころだけではなく、その人の社会環境にも目を向けて問題を見出すところです。その個人と社会環境との「齟齬」に注目する言葉といってもよいかもしれません。……「生きづらさ」のリアリティとそれに対する社会の取り組みを通して、社会福祉学の輪郭をおぼろげながらでも描き出したいと思います。
作者 | 與那嶺 司/渡辺 裕一/永野 咲 |
---|---|
価格 | 1980円 + 税 |
発売元 | 世界思想社 |
発売日 | 2023年11月02日 |
『問いからはじめる社会福祉学 不安・不利・不信に挑む』
働くことへの不安,教育の不利,制度への不信などの問題に対して,社会福祉には何ができ,何をすべきなのか。多様な課題を「知る」「考える」「挑む」という節立てによって理解し,身近な問いを社会的な視点へとつなげる力を身につける,新しい入門テキスト。
序 章 社会福祉学への招待
第1部 「不安」と社会福祉
第1章 若者の雇用不安──賃労働中心社会をどう見直すか?
第2章 育児不安──子育てはなぜ「政治」なのか?
第3章 老後の不安──どのような「共助」を創造するか?
第2部 「不利」と社会福祉
第4章 教育の不利──平等な社会に貢献する教育とは?
第5章 健康の不利──病人は「落伍者」か?
第6章 参加の不利──多様な生き方を認め合う社会はどのようにつくれるのか?
第3部 「不信」と社会福祉
第7章 市場経済への不信──貧困や格差を生まない社会は可能か?
第8章 権力への不信──政府・専門職にまかせておけばよいのか?
第9章 他者への不信──なぜ見知らぬ他者とともに生きる必要があるのか?
終 章 社会福祉学の魅力を考える
作者 | 圷 洋一/金子 充/室田 信一 |
---|---|
価格 | 2090円 + 税 |
発売元 | 有斐閣 |
発売日 | 2016年01月14日 |
『社会福祉学の道しるべ 社会福祉の解体新書を求めて』
「社会福祉を理解し、発展させるためには社会福祉の解体新書が必要である」。60年近い歳月をかけて「社会福祉学とは何か」を探求し続けてきた著者が、これまでの道のりを振り返りつつ、社会福祉に伏在する設計図・解剖図を描き出す。社会福祉学研究を目指す者には必読の書。
作者 | 古川孝順 |
---|---|
価格 | 3300円 + 税 |
発売元 | 中央法規出版 |
発売日 | 2024年11月22日 |
ご紹介した4つの本は、これから社会福祉学について学ぼうという方だけでなく、すでにこの分野で働いている方にもきっと有益なものとなるでしょう。著者たちは自らの豊富な経験と深い理解をもとに、この複雑かつ広範な領域の深淵を照らし出してくれます。
それぞれの本は、私たちが社会の一員として生きる上で避けては通れないテーマを、さまざまな角度から切り込んでいます。それは、健康・疾病、貧困・富、老化・死、子育て・教育等、日々の生活の中で直面する問題を、社会全体がどう取り組むべきかという視点で考察します。それゆえに、社会福祉学は我々個々の問題だけでなく、社会全体の問題として捉えて対策を考えるための学問です。
さらには、社会福祉学が単に学問としての役割だけでなく、実際の生活の中でその知識を活用するための手引きとなるよう、具体的な事例や状況を元に解説を加えていることも、社会福祉学を学ぶ上で非常に重要なポイントと言えます。
それぞれの視点が、読者の心に新たな視野を開く、自分自身と社会を見つめ直すきっかけを与えてくれることでしょう。もちろん、これらの本を読むことで世の中の全てを理解できるわけではありませんが、一歩を踏み出すためのヒントや、社会と自分を繋げるための道具を得ることができるのではないでしょうか。
これらの本が、皆さまの社会福祉学への道しるべとなり、より良い社会を築くための一助となれば幸いです。学びは終わりがありません。次々と新しいテーマが登場し、新たな視点が紹介されます。それが、社会福祉学の醍醐味でもあります。この4冊をきっかけに、さらなる学びの旅路が始まることを祈ります。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。