日常の謎を扱ったミステリー小説10選
日常に謎はたくさん秘めています。何気ない一日が突如、ミステリアスな世界へ変わる瞬間、楽しさ倍増ですよね。こんな状況、我々も体験してみたいものです。そんな思いをかなえてくれるのが日常の謎を扱ったミステリー小説。読むことで日々の生活が一変します。今回は、読者を日常の不思議な世界へ誘うミステリー小説を10作品ピックアップしました。そこには、ありきたりな日常が一転、解明のための推理へと移る様子が描かれています。心地よい恐怖感と共に、読む者の推理力を刺激します。期待に胸を膨らませて、一緒にミステリーの世界に飛び込みましょう!
『空飛ぶ馬』
女子大生と円紫師匠の名コンビここに始まる。爽快な論理展開の妙と心暖まる物語。
作者 | 北村薫 |
---|---|
価格 | 792円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 1994年04月 |
『ななつのこ』
表紙に惹かれて手にした『ななつのこ』にぞっこん惚れ込んだ駒子は、ファンレターを書こうと思い立つ。わが町のトピック「スイカジュース事件」をそこはかとなく綴ったところ、意外にも作家本人から返事が。しかも、例の事件に客観的な光を当て、ものの見事に実像を浮かび上がらせる内容だったー。こうして始まった手紙の往復が、駒子の賑わしい毎日に新たな彩りを添えていく。第3回鮎川哲也賞受賞作。
作者 | 加納朋子 |
---|---|
価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 1999年08月20日 |
『ステップファザー・ステップ 新装版』
仕事中に屋根から落ちてしまった泥棒の俺。大ケガした俺を助けてくれたのはその家に住む中学生の双子の兄弟だ。ところが二人に弱みを握られた俺は、家出中の両親に代わって父親となるハメに。家庭生活を始めた俺らを襲う七つの事件。三人で謎解きを始めたが…。魅力的な謎とユーモア溢れた会話が彩る大傑作!
作者 | 宮部 みゆき |
---|---|
価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2021年02月16日 |
『退出ゲーム』
「わたしはこんな三角関係をぜったいに認めない」-穂村チカ、廃部寸前の弱小吹奏楽部のフルート奏者。上条ハルタ、チカの幼なじみのホルン奏者。音楽教師・草壁先生の指導のもと、吹奏楽の“甲子園”普門館を夢見る2人に、難題がふりかかる。化学部から盗まれた劇薬の行方、六面全部が白いルービックキューブの謎、演劇部との即興劇対決…。2人の推理が冴える、青春ミステリの決定版、“ハルチカ”シリーズ第1弾。
作者 | 初野 晴/坂野 公一 |
---|---|
価格 | 726円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2010年07月24日 |
『氷菓』
いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。あるはずの文集をないと言い張る少年。そして『氷菓』という題名の文集に秘められた三十三年前の真実ー。何事にも積極的には関わろうとしない“省エネ”少年・折木奉太郎は、なりゆきで入部した古典部の仲間に依頼され、日常に潜む不思議な謎を次々と解き明かしていくことに。さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ登場!第五回角川学園小説大賞奨励賞受賞。
作者 | 米澤 穂信/清水 厚 |
---|---|
価格 | 572円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2001年10月31日 |
『東京バンドワゴン』
東京、下町の古本屋「東京バンドワゴン」。この老舗を営む堀田家は今は珍しき8人の大家族。60歳にして金髪、伝説のロッカー我南人。画家で未婚の母、藍子。年中違う女性が家に押しかける美男子、青。さらにご近所の日本大好きイギリス人、何かワケありの小学生までひと癖もふた癖もある面々が一つ屋根の下、泣いて笑って朝から晩まで大騒ぎ。日本中が待っていた歴史的ホームドラマの決定版、ここに誕生。
作者 | 小路 幸也 |
---|---|
価格 | 704円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2008年04月 |
『配達あかずきん 成風堂書店事件メモ』
「いいよんさんわん」-近所に住む老人から託されたという謎の探求書リスト。コミック『あさきゆめみし』を購入後失踪した母を捜しに来た女性。配達したばかりの雑誌に挟まれていた盗撮写真…。駅ビルの六階にある書店・成風堂を舞台に、しっかり者の書店員・杏子と、勘の鋭いアルバイト・多絵が、さまざまな謎に取り組んでいく。本邦初の本格書店ミステリ、シリーズ第一弾。
作者 | 大崎梢 |
---|---|
価格 | 770円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2009年03月 |
『象と耳鳴り 推理小説』
作者 | 恩田陸 |
---|---|
価格 | 618円 + 税 |
発売元 | 祥伝社 |
発売日 | 2003年01月 |
『和菓子のアン』
デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めた梅本杏子(通称アンちゃん)は、ちょっぴり(?)太めの十八歳。プロフェッショナルだけど個性的すぎる店長や同僚に囲まれる日々の中、歴史と遊び心に満ちた和菓子の奥深い魅力に目覚めていく。謎めいたお客さんたちの言動に秘められた意外な真相とは?読めば思わず和菓子屋さんに走りたくなる、美味しいお仕事ミステリー。
作者 | 坂木司 |
---|---|
価格 | 733円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2012年10月 |
『ココロ・ファインダ』
高校の写真部に在籍する四人の少女、ミラ、カオリ、秋穂、シズ。それぞれの目線=ファインダーで世界を覗く彼女たちには、心の奥に隠した悩みや葛藤があった。相手のファインダーから自分はどう見えるの?写真には本当の姿が写るの?-繊細な思いに惑う彼女たちの前に、写真に纏わる四つの謎が現れる。謎を解くことで成長する少女たちの青春を、瑞々しく描く。
作者 | 相沢沙呼 |
---|---|
価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 光文社 |
発売日 | 2014年09月11日 |
それぞれの作品には、目の前の日常がいつもと変わらないようでいて、ふとした瞬間に見える謎が描かれています。我々が毎日無意識に過ごしている日常も、ひとつひとつ謎めいた要素を含んでいるかもしれませんね。しかし、それが全て悪い意味での謎だとは限りません。多くの作品は、そんな日常の謎を解き明かし、それを通じて人間の心理や生き方を描出しています。それこそがミステリー小説の魅力ではないでしょうか。
読者自身が登場人物と同じように謎を解き明かすことで、読書の醍醐味を感じられます。そして、それぞれの小説の中にある「謎」は、作り手の独自の視点や思考が反映されているのです。あなたがこれらの作品から感じ取ることは、それぞれの作家が抱える日常の謎への解答だけでなく、その作家自身への理解となるでしょう。
また、日常と謎という二つの要素が組み合わさった作品を読むことで、我々自身の日常に刺激や新しい視点をもたらすことができます。新たな発見や考え方、視野が広がることで、物事の見方や考え方が多角的になるのではないでしょうか。
いずれの作品も、ストーリーや描写、そして何よりもその持つ深深たる「謎」が、あなたを日々の生活から一歩踏み出させ、未知の世界へと誘ってくれます。ハラハラとした興奮を味わいながら、同時に深い洞察力や独自の視点に触れ、思索を深める時間を過ごすことでしょう。
今回ご紹介した10作品は、それぞれが独特な世界観と謎を持っています。一つ一つの作品にゆっくりとじっくりと向き合い、その中に秘められた日常の謎を解き明かしてみてください。あなたを待つ答えや発見は、これまでにない新たな視界を開くことでしょう。それでは、あなたの読書ライフが、素晴らしい「謎」に満ちたものになることを心から願っています。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。