病院を舞台にした小説7選

心と体の闘病、人間の葛藤、命と死を描く病院を舞台にした小説は、深い人間ドラマが詰まっています。医師や看護師、そして患者といったような人々の交流から見える人間の優しさや弱さ、助け合いの心が描かれる作品も。深遠な医療倫理を問う作品や、切ない恋愛模様を描いたもの、ミステリー要素が満載なものまで、病院を舞台にした小説は幅広く展開します。病院の現場から世界をゆるやかに見せてくれる作品から、心理的なスリルやサスペンスを楽しめる作品まで、病院を舞台とした小説の魅力をぜひ味わってみてください。
『アンドクター : 聖海病院患者相談室』

作者 | 藤ノ木,優 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2023年01月 |
『俺たちは神じゃない 麻布中央病院外科』

剣崎啓介は腕利きとして知られる中堅外科医。そんな彼が頼りにするのが松島直武だ。生真面目な剣崎と陽気な関西人の松島。ふたりはオペで絶妙な呼吸をみせる。院長から国会議員の癌切除を依頼された剣崎は、松島を助手に得意なロボット手術を進める。だが、その行く手にはある危機が待ち受けていた──。現役外科医が総合病院で日夜起こるドラマをリアルに描く、医学エンターテインメント。
作者 | 中山 祐次郎 |
---|---|
価格 | 781円 + 税 |
発売元 | 新潮社 |
発売日 | 2022年05月30日 |
『アルテミスの涙』

全てのまばたきが、伏線。
『江花病院』に長期入院している閉じ込め症候群(ロックドインシンドローム)の女性患者・岸部愛華が深夜に体調を崩した。当直中の産婦人科医・水瀬真理亜が診察すると、愛華は妊娠していることが判明する。寝たきりの愛華は誰に妊娠させられたのか? 病院は騒然となり、政治家である愛華の父は激怒するが、前代未聞の事件はマスコミに報道されて世間の知るところとなる。真理亜は真相を探るべく、話すことができない愛華のまばたきを通して彼女の”声”を聞くがーー
社会派ミステリーの旗手が人間の尊厳と命の倫理に迫る、新たなる傑作。
【編集担当からのおすすめ情報】
全盲の主人公の視点で描かれた鮮烈なデビュー作『闇に香る嘘』に著者自ら挑む、新たなる傑作ミステリーです。
作者 | 下村 敦史 |
---|---|
価格 | 847円 + 税 |
発売元 | 小学館 |
発売日 | 2023年11月07日 |
『ナースの卯月に視えるもの』

「号泣しました。様々な痛みを抱えて生きる人々を、そっと包み込んで肯定してくれる優しい作品です。」--新川帆立(作家)
★感涙必至のお仕事ミステリーが誕生!★
〜元看護師の著者が送る、命の物語〜
完治の望めない人々が集う長期療養型病棟に勤める看護師・卯月咲笑。ある日、意識不明の男性のベッド脇に見知らぬ女の子の姿が。それは卯月だけに視える患者の「思い残し」だったーー。彼らの心残りを解きほぐし、より良い看護を目指したいと奔走する日々が始まった。ナースが起こす小さな奇跡に心温まるお仕事ミステリー。
★創作大賞2023(note主催)「別冊文藝春秋賞」を満場一致で受賞★
\note投稿時から絶賛の声多数!/
「この話、好きです。救いがあって。」
「ほわっと心があったまるようなミステリー」
「ドラマ化希望!」
「ずっと余韻に浸りたい素敵な作品」
「こんな世界があればいいな、と思いながら読みました」
\noteスタッフからも感動の声/
「どうしようもない現実の厳しさと、それでも希望を持つ大切さーー最終章でボロボロ泣きました」
「病に倒れたとき、戸惑いや不安と向き合うことの大切さを教えてくれる作品」
「感動せずにはいられない傑作」
「苦しい時に、何も言わず、ただ静かに寄り添ってくれる、親友のような作品」
「医療現場の息づかいが聞こえてくる医療ドキュメンタリーのようでもあり、斬新なミステリーでもあり、ラブストーリーでもある傑作」
「本が大好きな9歳の娘と共に堪能した」
「卯月の健気で優しく、しなやかな姿に、私の心残りにもそっと手を添えてもらったような気持ちになった」
作者 | 秋谷 りんこ |
---|---|
価格 | 847円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2024年05月08日 |
『ナースコール! こちら蓮田市リハビリテーション病院』

「リハビリって、メスや薬じゃない、人が治すんだよ」
埼玉県のリハビリテーション病院で働く玲子はやる気に欠ける看護師3年目。新しく赴任してきた若い医師小塚太一に、「リハビリってどんな意味?」と問いかけられて答えられず──。医師と療法士と看護師と患者、チーム医療の中で成長していく玲子。
現役医師が描く、爽やかで新しい医療小説!
<目次>
一章 人の手で直す
二章 一人分の自分
三章 弱い私の強い思い
四章 諦めても消えないもの
五章 視線の交差点
六章 誰かのせい、誰かのため
七章 情熱の理由
八章 過去と未来をつなぐ
あとがき
装画:大庭賢哉
作者 | 川上 途行 |
---|---|
価格 | 748円 + 税 |
発売元 | ポプラ社 |
発売日 | 2017年07月05日 |
『オカシナ記念病院 (角川文庫)』

作者 | 久坂部 羊 |
---|---|
価格 | 733円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2022年12月22日 |
『走れ病院』

勤め先が潰れたうえ、故郷の市で唯一の総合病院院長だった父が急逝。遺された病院も倒産寸前!息子の風祭翔は医師免許も持たずに三か月間限定の病院理事に就任した。消えたカルテ、医療難民、医師の勤務体系問題…。経営立て直しの使命に燃える翔はどこまで走れるのか!?病院の「今」を描く青春お仕事小説。
作者 | 福田和代 |
---|---|
価格 | 682円 + 税 |
発売元 | 実業之日本社 |
発売日 | 2014年10月 |
さて、今回は病院を舞台にした小説の紹介をしましたが、いかがだったでしょうか。病気やケガ、その他様々な人間ドラマが交錯する病院という舞台は、物語の展開に深みを持たせるのに非常に効果的です。
それぞれの作品が、医師や看護師、患者たちの心情を丁寧に描き出し、病院という特異な場所で展開される人間模様をリアルに伝えてくれます。笑いあり、涙ありのストーリーには、たびたび心を打たれるものがあります。
病気や病院生活、それぞれのキャラクターが抱える取り組みや葛藤を通じて、生きることの難しさや美しさ、人間関係の大切さを再認識させてくれる作品ばかりです。
また、ただ単にドラマチックな話を描くだけでなく、医療の現場で求められる倫理観や専門知識、医師たちの使命感など、一般の人々があまり知られていない病院の内側を垣間見ることができるのも、これらの作品の魅力の一つでしょう。
きっとあなたも一度読んでみれば、病院という場所の新たな一面を感じ取ることができるはずです。また、選んだ7作品は全て異なる視点とテーマを持っていますので、あなたが何を求めているのか、何を感じたいのかによって、読むべき作品も変わるかもしれません。
これらの作品を通じて、病院という場所が持つ深淵な空気や、そこで生まれるドラマに触れてみてください。それぞれの作品が織りなす物語の魅力に、きっと心を奪われることでしょう。一緒に、病院を舞台にしたこの世界を旅してみませんか。新たな発見や感動があなたを待っていますよ。もし気に入った作品があれば、お読み途中の感想や読後の感想を教えていただけると、私も嬉しいです。それでは、素敵な読書の時間をお過ごしくださいませ。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。