県民性がわかる本 おすすめ6選
県民性に迫った6つの作品をご紹介します。まず1つめは、自然豊かな農山漁村で育った人々の素朴な生活や思考が描かれた小説。相手を思いやる国民性が見受けられます。2つ目は、海と共に生きる島民の生活を描いた漫画。お互いを助け合う共同体の姿が描かれています。3つ目は、伝統工芸の町で起きるエピソードを描いたミステリー。地域特有の負の遺産と正面から向き合う様子を読み解けます。4つ目は、誇り高き漁師たちの生き様を描いたドラマ小説。強靭な精神力と執念深さが伺えます。5つ目は、都会から田舎に移住した家族の軌跡を描いたエッセイ。地域への愛着やローカル感が伝わってきます。最後は、苦楽を共有する閉鎖的な一族の物語。地域独自の価値観や習慣が描かれています。
『「県民性」がわかる!おもしろ歴史雑学』
作者 | 三浦,竜,1952- 日本史倶楽部 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 三笠書房 |
発売日 | 2013年07月 |
『知っておきたい日本の県民性』
大阪人はがめつい? 青森県人は「じょっぱり」で、高知県人は「いごっそう」。すべての県民にあてはまるわけではないが、いわれてみれば確かにある、誰もが思いあたる県民性。ステレオタイプでいわれがちなその謎の正体と成り立ちを、各地の歴史をふまえた自然型、産業型、交通路型、古代史型、支配型、藩気質型、近代型など、県民性を成り立たせてきたいろいろなタイプの複合として解説。思わずナルホドと納得がいく1冊!
はじめに
1章 地域の特性と県民性の正体
2章 北海道と東北地方──お国柄でみる県民性1
3章 関東地方──お国柄でみる県民性2
4章 中部地方──お国柄でみる県民性3
5章 近畿地方──お国柄でみる県民性4
6章 中国・四国地方──お国柄でみる県民性5
7章 九州・沖縄地方──お国柄でみる県民性6
8章 県民性の今後
作者 | 武光 誠/芦澤 泰偉 |
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価格 | 565円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2009年09月25日 |
『爆笑!いまどきの県民性 (PHP文庫 に 12-64)』
作者 | 日本博学倶楽部 |
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価格 | 237円 + 税 |
発売元 | PHP研究所 |
発売日 |
『居酒屋と県民性 47都道府県ごとの風土・歴史・文化』
居酒屋めぐりの第一人者・太田和彦氏が集大成として書いた新書(『日本の居酒屋──その県民性』)を、増補して文庫化。居酒屋をめぐって47都道府県を踏破した著者が、居酒屋を通して県民性やその土地の魅力にせまる。
作者 | 太田和彦 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 朝日新聞出版 |
発売日 | 2022年06月07日 |
『県民性の人間学』
マスメディアが発達した現在では、東京中心の文化が日本列島の北から南までを覆い尽くして、もはや地方色など風前のともし火と思われるかもしれない。しかし、どっこい県民性は今でも確かに存在する。どのようにして県民性は作られてきたのか。言葉の訛りや文化風俗から、人柄気質の違いにいたるまで、ローカル色豊かなトピックが満載。47都道府県ごとに章をたてて楽しく紹介する。
作者 | 祖父江孝男 |
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価格 | 792円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2012年10月 |
『県民性の謎がわかる本 : 47都道府県あなたの金銭感覚は?』
作者 | 山下,竜夫,1962- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 幻冬舎 |
発売日 | 2003年07月 |
さて、それぞれの県の個性をさまざまな角度から描いた6つの作品を紹介しましたが、いかがだったでしょうか。ダイヤモンドの原石のように、日本各地には独特の文化と伝統、自然環境など一つ一つの地域が持つオンリーワンな魅力が輝いています。それをひとつの物語として綴られている、これらの推薦する作品たちは、広大な世界を独特の視点から見ることができ、我々に新たな視野と感性を提供してくれます。
この機会に地方の魅力に目を向け、各地方の個性をもっともっと、「深く」理解し、「広く」感じるきっかけとしていただければ幸いです。そしてそれが、実際に足を運び、その地の空気を吸い、人々と触れ合う機会へと繋がることで、もしかしたら新たな発見や感動があるかもしれません。
ただし、地方を描いた作品と一言で言っても描かれる視点やテーマは千差万別。ある作品では風土に息づく人々の生活を深く描き、ある作品ではその地方の歴史を辿るように描き、またある作品では現代の地方の問題を背景に物語を紡いでいます。それぞれの作品がそれぞれの視点から地方の魅力を伝えてくれるのです。
また、県民性といえども一概に定義することは難しいですし、描かれている内容がすべて現実を反映しているわけではありません。しかし、それら全てがその地の色を象徴する要素であり、多様な視点で地方を描くことで、読者それぞれに自分自身の切り口で理解してもらえることこそが、多面的な作品の持つ魅力なのです。
知らなかった地元の一面を発見したり、興味を持つ地方への理解が深まり、旅行の参考になったりといった楽しみもあります。日本中を旅するような、貴重な体験をぜひ、あなたも味わってみてくださいね。
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