冤罪がタイトルに入る本③
明晰な頭脳を持つ主人公が、誤って殺人の罪に問われ、周困からはすべてが信じられない状況に追い込まれます。「自分がやってないことを証明するのは難しい」と感じることでしょう。しかし、彼の緻密な知能と友人たちの助けによって、徐々に真実が明らかになっていきます。この作品は、ジェットコースターのような展開、登場人物の深い人間性、そして温かい人間関係が魅力。誤解や偏見、そして冤罪という深刻なテーマを描きつつも、決して重苦しくならず、最後まで一気に読み進められる楽しさあります。サスペンス要素もしっかりあるので、ハラハラドキドキが好きな方にはおすすめですよ。
『冤罪学 冤罪に学ぶ原因と再発防止』
これまでに明らかになった冤罪の原因、司法の構造的分析とその解決、救済を丹念に解析した『冤罪』構造を知るために必読の書。
序章 冤罪を学び、冤罪に学ぶ
第1章 冤罪基礎論
第1 冤罪の定義
第2 誤判の定義
第3 冤罪の恐怖
第4 刑事裁判における冤罪の位置づけ
第5 冤罪防止と真犯人の不処罰
第6 冤罪の件数
第7 冤罪の類型
第8 冤罪の研究
第2章 冤罪原因論
第1 捜査機関による冤罪創出のメカニズム
第2 弁護人による弁護不奏功のメカニズム
第3 裁判所による誤判のメカニズム
第4 冤罪の構図
第5 四大冤罪証拠
第6 虚偽自白
第7 共犯者の虚偽供述
第8 目撃供述の誤り
第9 科学的証拠の誤り
第10 その他の誤導証拠
第11 社会構造による冤罪の再生産
第12 冤罪の構造
第3章 冤罪予防論
第1 冤罪の予防における3つのポイント
第2 冤罪予防に関する基本的な考え方
第3 リスクマネジメント・クライシスマネジメントによる冤罪予防
第4 組織的・集団的な冤罪予防
第5 個人的・個別的な冤罪予防
第6 虚偽自白に関する冤罪予防
第7 共犯者の虚偽供述に関する冤罪予防
第8 目撃供述の誤りに関する冤罪予防
第9 科学的証拠の誤りに関する冤罪予防
第10 小括
第4章 冤罪救済論
第1 冤罪の回復不可能性と回復可能性
第2 弁護人による無罪弁護
第3 検察官による不起訴処分・無罪論告・公訴取消
第4 裁判所による無罪判決
第5 再審
第6 冤罪救済支援機関
第7 刑事補償・費用補償
第8 国家賠償請求訴訟
第9 その他の救済手段
第10 残された冤罪救済に関する課題
終章 冤罪を防ぐということ
| 作者 | 西 愛礼 |
|---|---|
| 価格 | 4950円 + 税 |
| 発売元 | 日本評論社 |
| 発売日 | 2023年10月03日 |
『真実はどこに・・・疑惑の『冤罪』事件ファイル』
| 作者 | |
|---|---|
| 価格 | 1100円 + 税 |
| 発売元 | ダイアプレス |
| 発売日 | 2024年09月18日 |
『冤罪』
男が練炭自殺。親しかった美奈子に容疑がかかる。鶴見弁護士は、弁護のため美奈子の過去を探るうち、彼女が真犯人ではないかと疑う。苦悩する鶴見は真相を求めて…。長編ミステリ。(解説/小梛治宣)
| 作者 | 小杉 健治 |
|---|---|
| 価格 | 715円 + 税 |
| 発売元 | 集英社 |
| 発売日 | 2013年04月19日 |
さて、今回ご紹介した冤罪ものの作品はどうだったでしょうか。様々なフィクションの中で描かれる冤罪テーマは、読んでいて心が痛むものですが、一方でその解決の過程や結末には何度も胸が締めつけられる感動を味わうことができます。
私たちいっぺんに「冤罪」なんて言葉、直接の関わりを持つことはほとんどないかもしれませんが、生きていく中で起こる不運や誤解、そうした中での人間の弱さや強さ、信念、さまざまな感情がクローズアップされる「冤罪」ものの物語には、一見遠いようで意識してみれば意外と身近なものを感じるでしょう。
何の罪も無いのに疑われ、非難され、絶望的な状況に追い込まれてしまう主人公たち。しかし、それでも不屈の精神で真実を追求し続ける彼らから、私たちは自分自身の信念を見つける力を学ぶことができます。
これらの作品を読むことで、誰にでも誤解や偏見により苦しむ時があるものだということ、それがどんなにつらくても言葉にすることで少しは軽くなること、そして自分の信じる道を進み続けることの大切さが身にしみて感じられるでしょう。
最後に、冤罪が描かれた作品は、人間が置かれた状況によってどのように変わっていくのかを糾える作品でもあります。非情な現実と向き合い、時には彼ら自身の中にも見え隠れする矛盾や葛藤。それを乗り越えて行く彼らの姿は、私たちが日々の生活の中で直面する困難に立ち向かう力をもたらしてくれるはずです。
もしまだ読んだことのない方がいましたら、ぜひ手に取ってみてください。きっとあなた自身の中に何か新しい発見があるはずです。それでは、次回もお楽しみに。
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