教養として知っておきたい!憲法の基礎知識が得られる入門書5選

憲法について学びたいけれど、どの本から手に取ればいいかわからないあなた!大丈夫、これから教養として必要な知識を得られる5冊をご紹介します。最初に挙げるのは、初心者にやさしい解説が特徴の一冊。専門用語がむずかしくても、物語形式で進んでいくので楽しみながら理解できますよ。次に取り上げるのは、一般社団法人が監修した実践的な一冊。具体的な事件や事例を交えつつ、法の原理原則を理解できます。また「憲法変更の是非」について学べる本もピックアップ。最後に、コミックエッセイ形式の一冊もご紹介します。マンガなので楽しみつつ、仕組みや考え方が身に付きますよ。
『不確実な時代を生きる武器としての憲法入門』

「憲法は自分を守り、自分らしく・自由に生きていくための武器になる」
誰もが一度はどこかで出会う日本国憲法。「むずかしい法律の話で、自分には関係ない」と考える人も多いはずです。しかし実際は大地震、カルト宗教、ブラック企業、生成AIなど、身のまわりの問題と深く関わっています。法律家である著者が携わった事例やさまざまな社会問題を通して、実は「役に立つ」憲法という視点から日本国憲法を学ぶ入門書です。
はじめに
第1章 自由ーー憲法の役割
1 憲法との出会い
2 憲法と法律ーーハンセン病熊本訴訟
3 立憲主義という考え方
第1章のポイント
第2章 基本的人権ーー天は人の上に人をつくらず
1 学問のすすめ
2 世界人権宣言と日本国憲法
3 武器としての憲法
第2章のポイント
第3章 国民主権ーーだれが国を治めるのか
1 国民主権の宣言
2 民主主義と立憲主義
3 民主主義のかたち
4 であること・すること
第3章のポイント
第4章 戦争とテローー平和主義の可能性
1 憲法九条と自衛隊
2 「テロとの戦い」が意味するもの
3 平和主義の可能性
第4章のポイント
第5章 災害に備えるーー緊急事態条項は必要か
1 大規模災害と人々の生活
2 緊急事態条項と災害対策
3 大規模災害に備える
第5章のポイント
第6章 宗教と信教の自由ーー人生を支えるもの
1 信教の自由
2 政教分離
3 宗教を知る、考える
第6章のポイント
第7章 メディアと学問ーー民主主義の出発点
1 表現の自由
2 学問の自由
3 テクノロジーと表現の自由
第7章のポイント
第8章 経済的自由ーー職業と財産から考える
1 憲法の保障する経済的自由
2 経済的自由と公共の福祉
第8章のポイント
第9章 人身の自由ーー適正手続の意義
1 国家・警察の必要性と危険性
2 国家・警察が暴走するとき
3 日本国憲法の定める適正手続
第9章のポイント
第10章 教育と労働ーーより良く豊かに生きるために
1 弱肉強食の自由から社会権へ
2 過酷な労働環境と過労死・自殺
第10章のポイント
第11章 国会と内閣ーー法律の作り方と使い方
1 国会
2 内閣
3 法律を作る
第11章のポイント
第12章 司法の独立と裁判員制度ーー市民参加の意義
1 司法権の独立
2 裁判員制度ーー司法への市民参加
第12章のポイント
第13章 地方自治ーー民主主義の学校
1 地方自治
2 弁護士の現場からーー築地市場の豊洲移転問題
3 民主主義の危機を克服するために
第13章のポイント
第14章 憲法の改正ーー不磨の大典かアップデートか
1 憲法改正の手続
2 自民党の改憲案
3 憲法改正の議論
第14章のポイント
あとがき 私たちと憲法ーー生きるための武器として
作者 | 大城聡 |
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価格 | 1870円 + 税 |
発売元 | 旬報社 |
発売日 | 2025年02月27日 |
『教養憲法』

〈教養としての憲法〉を追究した、“情報量多め”のテキスト
法学部生のみならず、一般教養科目として日本国憲法を学ぶ人をはじめとしたあらゆる人が市民・主権者として求められる憲法の素養を獲得できるよう、歴史や社会、他分野とのつながりを大切に、既存の憲法テキストでは必ずしも重視されなかった知識や話題にもフォーカス。側注にびっしりと詰め込まれた用語説明や豊富なコラム・図版・資料で、入門者から中・上級者までニーズに応じた学習が可能な、〈教養としての憲法〉の決定版です。
序 章 教養として憲法を学ぶということ〔神野潔〕
第1章 そもそも、憲法とは?──憲法と国家、立憲主義〔出口雄一〕
第2章 そもそも、人権とは?──人権総論〔吉良貴之〕
第3章 憲法をつくり、変えることの意味とは?──憲法の制定と改正〔横大道聡〕
第4章 日本国憲法の成り立ちとは?──憲法制定史〔荒邦啓介〕
第5章 国事行為・公的行為、そして象徴とは?──天皇制〔神野潔〕
第6章 9条はどのように成立し、解釈されてきたのか?──平和主義〔山中倫太郎〕
第7章 幸福追求権の意味とは?──包括的基本権〔石塚壮太郎〕
第8章 平等を保護するとは?──平等権〔茂木洋平〕
第9章 表現を発信し、受領することの意義とは?──精神的自由権1〔田中美里〕
第10章 良心の自由、信教の自由、学問の自由とは?──精神的自由権2〔森口千弘〕
第11章 職業選択の自由、財産権の保障とは? ──経済的自由権〔手塚聡崇=新井貴大〕
第12章 生存権、教育を受ける権利、労働基本権とは?──社会権〔松本奈津希〕
第13章 議会と財政、参政権の関係とは?──国会と選挙権〔岡田順太〕
第14章 行政権、執政権とは?──内閣・地方自治〔岡田順太〕
第15章 司法権、違憲審査、裁判員制度とは?──裁判所〔武市周作〕
【事項索引/日本国憲法条文】
作者 | 神野 潔/岡田 順太/横大道 聡 |
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価格 | 3080円 + 税 |
発売元 | 弘文堂 |
発売日 | 2024年12月25日 |
『教養としての憲法入門』

冷静に意見を組み立てて、社会を語れる武器とせよ。
難しい感じがして、よくわからないーー。
憲法に、そういった印象を持つ方々も多いかもしれません。
ですが、判例や学説を中心に勉強する憲法学とは少し違い、
憲法にまつわる歴史的な背景への視点や、
憲法改正の議論などタイムリーな話題への公平な視点を、
コラム、用語集、おすすめの本ガイドなどとともに、
届けることを目指したのが本書です。
章の最後には、本文に関連する本・映画・ウェブサイトなども掲載。
こうした作品と憲法が、実は関連していることもわかります。
ただの暗記ではない、意味を理解した上での広くて深い知識。
多角的な視点に基づき、問題を発見し解決しようとする姿勢。
人格を形成・発展させる努力と、その成果としてつかむもの。
これらの3つが、本書の考える教養です。
これらの教養は、過去から現在、そして現在から未来を考えることができる
ものの見方を手に入れることへとつながり、
社会を考えて社会と向き合うときの一生モノの土台となります。
そのきっかけを、憲法というものを通じて伝えていきます。
序 章 教養として憲法を学ぶということ
第1章 そもそも、憲法とは? --憲法と国家、立憲主義
第2章 日本国憲法の成り立ちとは? --憲法制定史
第3章 天皇の歴史と現代における存在意義とは? --象徴天皇制
第4章 憲法9条の成立過程と解釈の変遷とは? --平和主義
第5章 幸福追求権の意味と「新しい権利」とは? --包括的基本権
第6章 不合理な差別とその是正とは? --法の下の平等
第7章 表現の自由と「知る権利」とは? --精神的自由権1
第8章 思想・良心の自由、信教の自由、学問の自由とは? --精神的自由権2
第9章 職業選択の自由、財産権の保障とは? --経済的自由権
第10章 生存権、教育を受ける権利とは? --社会権
第11章 選挙権・被選挙権、国民主権とは? --参政権
第12章 国権の最高機関の地位と役割とは? --国会
第13章 行政権、執政権とは? --内閣
第14章 司法権、違憲審査、裁判員制度とは? --裁判所
第15章 地方公共団体の役割とは? --地方自治
終 章 過去から現在、現在から未来へとつながる憲法
附録1 憲法基本用語集
附録2 おすすめの本ガイド
作者 | 神野潔 |
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価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | 弘文堂 |
発売日 | 2016年03月28日 |
『池上彰の憲法入門 (ちくまプリマー新書)』

作者 | 池上彰 |
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価格 | 880円 + 税 |
発売元 | 筑摩書房 |
発売日 | 2013年10月09日 |
『大学生のための日本国憲法入門』

▼「憲法」には何が書いてあるか? 憲法はなぜあるのだろう? 日本国憲法全体をわかりやすく説明する日本国民の必読書!
▼基礎教養としての「日本国憲法」をやさしく解説。
▼付録として、日本国憲法全文を掲載。
本書は日本国憲法をわかりやすく説明していく書籍。法律の専門家や法律専攻の学生のためのに書かれているわけではありません。むしろ、法律をあまり身近に感じていない方や、これから法律を基礎教養として学びたいと思っていらっしゃる方にこそ、読んでいただきたい本。
話題となった事例や、身近なニュース事例などをとり上げながら日本国憲法を解説し、近年、検討されている憲法改正だけでなく、そもそも憲法には何が規定されているのか? 国民の幸福を追求するためには私たちは何を知っていれば良いのか? を、平易ながらも明快にひも解いてゆく。
作者 | 吉田成利/著 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 慶應義塾大学出版会 |
発売日 | 2020年01月18日 |
これまでご紹介した作品たちは、どれも素晴らしい内容で、憲法についての基本的な理解を深めるのに最適な一冊と言えるでしょう。著者自身の深い知識と解説の技術が息づいており、難解そうな法律の世界が身近に感じられるようになります。
それぞれの作品が、読者に自身の教養としての憲法理解の土台を提供してくれることでしょう。憲法は、私たちの生活に深く根ざしている基本的な法律であり、それを知ることによって、自分の国というものがどのような原則に基づいて成り立っているのか、より具体的に理解できるようになります。
私たちは普段何気なく過ごしている日常の中で、実は憲法が与えてくれる様々な権利を享受しています。そして、それらの権利がどのように保証されているのかは、まさに憲法で定められています。ですから、憲法に対する知識は、自身が個人として、また一国の国民として、どのような位置に存在するのかを理解するためにも、大切なものなのです。
私たちが生きるこの国の法律の基盤となる憲法について理解することで、社会の流れや国政に対する視野が広がること間違いなしです。また、自分自身が持つ権利や義務について深く理解することで、国民として、また人間としての自覚をもたらせてくれることでしょう。
かく言う私も、これらの本を読みながら、憲法について知識を深めてきました。そしてその結果、社会や国に対する見方や理解が大きく変わりました。個人の人生にも、国民としての生き方にも役立つ憲法の知識。ぜひ、今回ご紹介した本を手に取り、その世界に足を踏み入れてみてください。
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