これら４つの作品を通じて、クレドというものがどういうもので、どれほど重要なものであるのかを理解できたかと思います。また、その中で、ビジネスにおける成功要因は"優れた製品"や"戦略"だけでなく、"企業理念"という見えない価値観を持つことの大切さも学べたでしょう。

クレドは組織の中心にある信念で、その信念が行動や決定の根底にあります。そして、その信念が組織文化を形成する一方、その文化がまた新たなメンバーに引き継がれていく。この循環により組織は、成長し続けていくのです。

仕事をする上で一番大切なのは、自分が何を目指し、何を選択するべきかを自らが判断し行動する力です。そのためには自分自身の"クレド"を明確に持つことが大切です。「どんな時でもこうあるべきだ」「これが私たちの存在意義で、これを守るために働いている」という強固な信念。それがあれば、どんな困難にも立ち向かっていける勇気が湧いてきます。

選んだ本たちが、そんなあなた自身の"クレド"探しの一助になれば幸いです。そして、今後のビジネスライフにおいて、自分自身のクレドを活かし、組織をより良い方向へと導く力となることを願っています。ビジネス書だけでなく、小説や漫画からも多くのことを学び、あなた自身の視野を広げていってくださいね。今回は以上です。それでは皆さん、次回のおすすめ書籍紹介でもお会いしましょう。