不器用な人間たちが愛おしい 山本文緒の名作6選|恋愛と人生の代表作まとめ
山本文緒さんの作品は、人間の不器用さを優しく描いています。彼女の作品を読んでいると、なんだか自分だけじゃない、ここにも私と同じように躓きながら生きている人がいるな、と思えるんですよね。恋愛にも人生にもおっちょこちょいな一面があるのが、そう、これが人間ってものだよね、と頷かせてくれます。どの作品も、愛おしくて、時には切なく、でもどこか温かい。自分をいたわるように読み進めてみてください。きっと心に染み入る名作が見つかるはずです。
『絶対泣かない』
損害保険会社の同期だった薔子 。地方の旧家の一人娘で生活レベルもまるで違う彼女が退職した。理由は「フラワーデザイナーになりたいから」。2年後、再会した薔子はショートカットにジーンズ姿、手は荒れ、頬はくすんでいた。その1年後、私は同期の結婚式で再び薔子に出会う。花嫁の横に佇む薔子は……(「花のような人」)。仕事を続けること、挫折すること、違う形で自信を取り戻すこと。数十年にわたり愛され支持される15の物語。
花のような人………フラワーデザイナー
ものすごく見栄っぱり………体育教師
今年はじめての半袖………デパート店員
愛でしょ、愛………漫画家
話を聞かせて………営業部員
愛の奇跡………専業主婦
アフターファイブ………派遣・ファイリング
天使をなめるな………看護婦
女神の職業………女優
気持ちを計る………タイムキーパー
真面目であればあるほど………銀行員
もういちど夢を見よう………水泳インストラクター
絶対、泣かない………秘書
卒業式まで………養護教諭
女に生まれてきたからには………エステティシャン
あとがき
文庫版あとがき
| 作者 | 山本 文緒 |
|---|---|
| 価格 | 924円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2025年11月25日 |
『自転しながら公転する』
| 作者 | 山本,文緒,1962-2021 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2022年11月 |
『ばにらさま』
伝説の直木賞受賞作『プラナリア』に匹敵する、中毒性の高い短編小説集。①「ばにらさま」 僕の初めての恋人は、バニラアイスみたいに白くて冷たい……。②「わたしは大丈夫」 夫と娘とともに爪に火をともすような倹約生活を送る私。③「菓子苑」 気分の浮き沈みの激しい女友だちに翻弄されるも、放って置けない。④「バヨリン心中」 余命短い祖母が語る、ポーランド人の青年をめぐる若き日の恋。⑤「20×20」 主婦から作家となった私は、仕事場のマンションの隣人たちと……。⑥「子供おばさん」 中学の同級生の葬儀で、遺族から形見として託されたのは。以上6編を収録。日常の風景の中で、光と闇を鮮やかに感じさせる凄み読み進むうちにぞっと背筋が冷えるような仕掛け「えっ」と思わず声が出るほど巧みな構成二度読み必至! 引きずり込まれる魅力満載の山本文緒文学!2021年10月に惜しくも死去した著者最後の小説集。
| 作者 | 山本文緒/著 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2023年10月11日 |
『ブラック・ティー』
他人の“忘れ物”で生計を立てる元OL(「ブラック・ティー」)、19歳から付き合っていた恋人を捨てたはずが、東大卒のエリートとの結婚披露宴会場でその元彼と再会してしまった花嫁(「寿」)、推し活のために娘の貯金に手を付けた母親を追って上京した女子高生(「ママ・ドント・クライ」)、同期との7年越しの不倫に終止符を打った証券会社社員(「夏風邪」)--描かれているのは明日の私かもしれない。〈女の罪〉を描いた10編。
第一話 ブラック・ティー
第二話 百年の恋
第三話 寿
第四話 ママ・ドント・クライ
第五話 少女趣味
第六話 誘拐犯
第七話 夏風邪
第八話 ニワトリ
第九話 留守番電話
第十話 水商売
あとがき
| 作者 | 山本 文緒 |
|---|---|
| 価格 | 924円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2025年12月25日 |
『群青の夜の羽毛布』
ひっそり暮らす不思議な女性に惹かれる大学生の鉄男。しかし次第に、他人とうまくつきあえない不安定な彼女に、疑問を募らせていきーー。家族、そして母娘の関係に潜む闇を描いた傑作長篇小説。
| 作者 | 山本 文緒 |
|---|---|
| 価格 | 616円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2014年01月25日 |
『シュガーレス・ラヴ』
| 作者 | 山本,文緒,1962-2021 |
|---|---|
| 価格 | 不明 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2019年04月 |
以上、山本文緒さんの名作を紹介させていただきました。どの作品も共通して、私たち人間は必ずしも完璧ではなく、ちょっとツボにハマれば不器用さが露わになってしまうという描写があるため、読み手には様々な感情が湧き上がってくることでしょう。しかし、その不器用さこそ、私たちが私たち自身であることを証明しているのではないかと考えさせられます。
また山本易さんの作品は、決してキラキラと煌めくような恋愛だけを描くものではありません。時には痛みや、孤独、そして焦燥感など、私たちが日々抱えている様々な感情がリアルに描かれているからこそ、読んだ後に心に残るものがあるのだと思います。きっとみなさんも、一冊ずつ手に取って体験してみてください。
なお、恋愛だけでなくさまざまな人間関係が織りなす複雑な人間模様も真摯に描き出しています。登場人物一人ひとりが抱える心の動きを丁寧に描くことで、私たちが日常で感じる些細な感情も見逃すことなく捉えているのです。そのため、自分自身を見つめ直すきっかけを与えてくれるかもしれません。
いずれの作品も、一人の人間として生き抜くためのヒントをくれるような、そんな物語ばかりです。彼女の描く人間模様には、私たちの生活や人間関係において改めて考えさせられることがたくさん詰まっています。様々な人間の在り方を描く彼女の作品は、きっとあなたの心に何かを残してくれるはず。この機会に、ぜひ読んでみてくださいね。
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