老害を学ぶ【おすすめ10冊】

老害とは、時代遅れの考えや行動により社会全体が損なわれることを表す現象です。その概念を学べる小説や漫画を10冊ピックアップしました。一見ユーモラスに描かれているものから真剣な表現までジャンルは様々。身近に感じる時代とのギャップや、老いていく世代が抱きがちな固定観念、組織の中で必要以上に権力を振るう姿など、老害の具体例が細やかに描かれています。驚くほど共感できる場面も沢山あると思います。この機会に一度読んで、自身の行動や思考に一石を投じてみてはいかがでしょうか。
『老人初心者のたくらみ (中公文庫)』

作者 | 阿川佐和子 |
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価格 | 800円 + 税 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2025年02月21日 |
『老人支配国家 日本の危機』

本当の脅威は、「コロナ」でも「経済」でも「中国」でもない。
「日本型家族」だ!
核武装から皇室までを語り尽くすトッドの日本論!
磯田道史氏、本郷和人氏とも対談。
若者の生活を犠牲にして老人のコロナ死亡率を抑えた日本だが、社会の存続に重要なのは高齢者の死亡率より出生率だ。
「家族」が日本社会の基礎だが、「家族」の過剰な重視は「非婚化」「少子化」を招き、かえって「家族」を殺す。
(目次)
日本の読者へーー同盟は不可欠でも「米国の危うさ」に注意せよ
1 老人支配と日本の危機
1 コロナで犠牲になったのは誰か
ーー「老人」の健康を守るために「現役世代」の活動を犠牲にした
「シルバー民主主義」
2 日本は核を持つべきだ
ーー「米国の傘」は実はフィクションにすぎない
3 「日本人になりたい外国人」は受け入れよ
ーー日本に必要なのは「多文化主義」ではなく「同化主義」だ
2 アングロサクソンのダイナミクス
4 トランプ以後の世界史を語ろう
ーー黒人を“疎外”したのはトランプではなく民主党だ
5 それでも米国が世界史をリードする
ーー民主主義の“失地回復”は常に「右」で起きる
6 それでも私はトランプ再選を望んでいた
ーー「高学歴の左派」は「低学歴の労働者」の味方ではない
7 それでもトランプは歴史的大統領だった
ーートランプの“政策転換”が今後30年の米国を方向づける
3 「ドイツ帝国」と化したEU
8 ユーロが欧州のデモクラシーを破壊する
ーーユーロ創設は仏政治家が犯した史上最悪の失敗だ
9 トッドが読む、ピケティ『21世紀の資本』
ーー貧しい人々には「資本の相続人」よりも
「学歴があるだけのバカ」の方が有害かもしれない
4 「家族」という日本の病
10 「直系家族病」としての少子化(磯田道史氏との対談)
ーー日本人は規律正しい民族だが“自然人”としての奔放な面もある
11 トッドが語る、日本の天皇・女性・歴史(本郷和人氏との対談)
ーー女性天皇の登場は、中国の父系文化への反発でもあった
エマニュエル・トッド(Emmanuel Todd)
1951年生まれ。フランスの歴史人口学者・家族人類学者。国・地域ごとの家族システムの違いや人口動態に着目する方法論により、『最後の転落』(76年)で「ソ連崩壊」を、『帝国以後』(2002年)で「米国発の金融危機」を、『文明の接近』(07年)で「アラブの春」を、さらにはトランプ勝利、英国EU離脱なども次々に"予言"。著書に『エマニュエル・トッドの思考地図』(筑摩書房)、『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』『シャルリとは誰か?』『問題は英国ではない、EUなのだ』(いずれも文春新書)など。
作者 | エマニュエル・トッド |
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価格 | 935円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2021年11月18日 |
『ホンダに学ぶ老害防止法』

いま、最も気になる会社-ホンダ。その若さのヒミツはどこにあるのか。老害社会日本の中のさわやか集団に、気鋭のライターが迫る!
作者 | 上之郷利昭 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | 東洋経済新報社 |
発売日 | 1986年07月 |
『わたしの親が老害なんて』

噛み合わない会話、他人への迷惑、周囲からの哀れみの目。
わたしはいったいどうしたらいいの?
【あらすじ】
娘も巣立ち、パートで働きながら、定年退職間近の夫と二人で暮らしている栄子(54歳)は、近くに住む80代の父と母の老害っぷりに頭を悩ませている。
家庭内だけではなく、他人にも迷惑をかける両親を「自分がなんとかしないと」と思いながら過ごしていたが、ある日両親が車で人身事故を起こしてしまう。
幸い死者は出なかったものの、開き直る態度の両親に、栄子は意を決して父に免許返納を提案するがーー。
老害になりゆく両親と、割り切れない人生の葛藤を描いた渾身のセミフィクション。
【解説】
平松類(眼科専門医、医学博士) 著書『「老害の人」にならないコツ』など
【「シリーズ 立ち行かないわたしたち」について】
「シリーズ 立ち行かないわたしたち」は、KADOKAWAコミックエッセイ編集部による、コミックエッセイとセミフィクションのシリーズです。本シリーズでは、思いもよらない出来事を経験したり、困難に直面したりと、ままならない日々を生きる人物の姿を、他人事ではなく「わたしたちの物語」として想像できるような作品を刊行します。見知らぬ誰かの日常であると同時に、いつか自分にも起こるかもしれない日常の物語を、ぜひお楽しみください。
作者 | 西野 みや子 |
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価格 | 1320円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2024年12月04日 |
『老害の壁』

作者 | 和田秀樹 |
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価格 | 1401円 + 税 |
発売元 | エクスナレッジ |
発売日 | 2023年04月13日 |
『メンターになる人、老害になる人。』

作者 | 前田康二郎 |
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価格 | 1485円 + 税 |
発売元 | クロスメディア・パブリッシング(インプレス) |
発売日 | 2024年07月26日 |
『嫉妬・老害・ノーベル賞の三角関数 守護霊を認めない理研・野依良治理事長の守護霊による』

作者 | 大川隆法 |
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価格 | 1540円 + 税 |
発売元 | 幸福の科学出版 |
発売日 | 2014年04月 |
『老害 子ども世代は逃れられない』

高齢者だって生まれつきの性格にしたがって生きている。ただし、若いときよりも強い個性となってー。高齢者が増えるとともに、多くの家庭を襲う「老害」は、もはや「年をとれば頑固になるから」「当事者でないとわからない」などの一般論ではすまされなくなっている。本書は、インタビューで得た8つのエピソードから「老害」の諸相を描いた話題作。
作者 | グループわいふ/佐藤ゆかり |
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価格 | 1650円 + 税 |
発売元 | ミネルヴァ書房 |
発売日 | 2011年09月 |
『「老害の人」にならないコツ』

数多くのベストセラーを出してきた、カリスマ医師の著者が
診療などで接してきたで10万人以上の高齢者との体験、
さらに国内外の膨大な医学論文やデータから導き出した
「嫌われない老人」になるための方法を紹介する1冊です!
まず、質問です。次のどれかにあてはまりますか。
◎ついつい「いや」と答えることがある
→ とにかく否定から入ってしまいがち
◎気がつくと自分の話をしている。人の話を聞くのが苦手
→ 自分自身のことや自慢話が好き
◎いつの間にか大声になっていることがある。なんでもないことにイラつく
→ 性格的にカッとしやすい
◎人からほめられるとうれしくなる
→ 自己肯定感が低く心をこじらせぎみ
どれかに心当たりがあれば、いまは老害でなかったとしても、
いずれ「老害の人」になる可能性が大きいです。
老害だと思っていないあなたが、すでに老害かもしれません!
でも、ちょっとした「コツ」で「幸せな老人」になることはできます。
ぜひ、本書を読んでください。
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老害は、その人の元来の性格がもたらす「心の癖」だと思っています。
「心の癖」とは、怒りやすい人とか神経質な人とか、
そういう生まれつき備わっている行動特性のことです。
もともとの性格や思考を変えることは難しい。
というより、ほぼできないと考えたほうがいいでしょう。
でも、「癖」すなわち「行動」は、そこに意識を向けることにより、
自分で直すことができます。改善させることはおおいに可能なのです。
この本では、世の中で実際に起こった“老害エピソード”をもとに、
ちょっとした解決の「コツ」を紹介していきます。
作者 | 平松類 |
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価格 | 1430円 + 税 |
発売元 | アスコム |
発売日 | 2024年05月08日 |
『老害の人』

迷惑なの! と言われても。
昔話に説教、趣味の講釈、病気自慢に孫自慢。
そうかと思えば、無気力、そしてクレーマー。
戸山福太郎は85歳。とっくに隠居の身の上だが、誰彼かまわず捕まえては現役時代の手柄話をくり返す。
素人丸だしの俳句集を配る吉田夫妻や、「私はもう死ぬ」と言い続ける春子など“老害五重奏”は絶好調。
福太郎の娘・明代がある日たまりかね、「やめて。迷惑なの!」と諫めるが、そこから老害の人の逆襲が始まる。
定年、終活、人生のあとしまつ……。
自分のこと、親のこと、いずれは誰もが直面する「老後」。
「最近の若い人は……」というぼやきが今や「これだから『老害』は」となってしまった時代。
内館節でさらなる深部に切り込む!
作者 | 内館 牧子 |
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価格 | 990円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2025年04月15日 |
老害という語が示すように、高齢者が時代遅れの価値観を押し付け、周囲への影響を考えず、若い世代の動きを妨げることは、決して肯定的なものではありません。だからこそ、私たちは老害の存在を無視するのではなく、理解し、社会全体で対処することが求められています。
このリストで紹介した一冊一冊が、老害についての視点を広げ、深める助けになることでしょう。それぞれが様々な角度からこの問題に迫っていますので、読めば読むほど多面的な視点を持つことができ、理解が深まります。
過去の価値観に囚われることなく、新しい意見に柔軟に耳を傾け、自分の考えを見直してみる。それが世代間の溝を埋めるための一歩になるのではないでしょうか。無論、それは容易なことではありません。でも、そこには新しい世界が広がっています。
私たちは社会の一員として、周囲の人々と良好な関係を築きながら生活していく必要があります。この10冊は、そのような課題について考えるアイデアを提供してくれます。
一緒に成長し、新たな視点を得て、時に厳しく、時に優しく自分と他人と向き合っていきましょう。そのための一助となるであろう、この10冊をぜひ手にとって頂けたらと思います。それぞれの作品が、私たちの社会をより良いものにするためのヒントを散りばめています。
贈り物にもおすすめです。グランドマザーやグランドファーザーへ、また、遠くの親戚や友人へ。新たな視点で老害について考えてもらう機会になるでしょう。
また、この10冊を読むことで、いつの間にか自分自身も少し成長していることに気がつくかもしれませんよ。それでは皆さん、良い読書を!
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