日本画が学べる本10選

日本画をもっと深く学びたいと思ってるあなたにおすすめの10冊をピックアップしました。初心者から上級者まで幅広いレベルの方に読んでいただけます。手描きからデジタルまで、様々な技法を学ぶことができます。詳細な解説だけでなく、作品解説や美術史の話題も盛り込まれ、日本画の奥深さをより肌で感じることができます。また、美しい写真やイラストも多数収録されているので、絵を眺めているだけでも楽しい体験になること間違いなしです。知識を深めるだけでなく、実際に筆をとる方にもしっかりとした指南書となる1冊ですよ。
『水島篤作品集 恐竜日本画帖』

作者 | 水島篤 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 芸術新聞社 |
発売日 |
『12色で描ける はじめての日本画教室』

作者 | 安原 成美 |
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価格 | 3080円 + 税 |
発売元 | グラフィック社 |
発売日 |
『日本画と材料 近代に創られた伝統』

日本画のアイデンティティともされる「岩絵具」や「和紙」。それらの歴史は、意外なほど浅い。明治以降、日本画の材料が今あるかたちへと変化を遂げた真の理由とは?
日本画家であり、気鋭の研究者でもある著者が、日本画の祖とされる狩野芳崖の《仁王捉鬼図》に対する蛍光X線分析を使った自然科学調査を皮切りに、文献資料を手掛かりにした材料史的研究などを通して、明治時代から現代までの日本画材料の変化を辿りつつ、韓国、中国、台湾といった東アジア各国の国号絵画についての渡航調査などを総合して、多角的な視点から「日本画とは何か」を考察。
日本画という伝統と革新を背負った“特異な近代絵画”を改めて検証し、その実像を捉えなおす。
序章 日本画の誕生と歩み
日本画と材料/狩野派から日本画へ/東京美術学校の設立/横山大観と東京美術学校/日本美術院と再興日本美術院/前衛の時代/戦後の日本画/現代の日本画
第一章 日本画と西洋顔料
第一節 狩野芳崖の作品調査から
芳崖と色彩の改良/日本絵画の色材/合成顔料の隆盛/芳崖の遺品顔料/《仁王捉鬼図》の技法再現模写/《仁王捉鬼図》の自然科学調査/《仁王捉鬼図》と《悲母観音》/「日本画で西洋画のやうなもの」/日本画と膠/異形の日本画
第二節 菱田春草の作品調査から
春草作品の自然科学調査/春草の画業/春草と西洋顔料/朦朧体の色彩表現/色的没骨の色彩表現/色彩表現から空間表現へ/春草と日本画
第二章 日本画と岩絵具
岩絵具/近代岩絵具/近代岩絵具の起源/大日本絵画講習会/新岩絵具と近代工芸/岩絵具の新表現ーー横山大観《山路》/岩絵具の新表現ーー北野恒富《日照雨》/恒富と成園/近代岩絵具の普及/再来する異形の日本画/日本画の“自由”/岩絵具とマティエール/近代絵画とアマチュアリズム/「歪み」を引き受ける色材
第三章 日本画と和紙
絵絹から画紙へ/“自由”な支持体/巨大和紙の登場/絵画館壁画の支持体/神宮紙の誕生/岡大紙の誕生/神宮紙と岡大紙/壁画用紙の系譜/中国紙に描かれた日本画/中国紙と日本紙/真体の水墨/なぜ「麻紙」なのか/支持体に見る“脱亜”と“入欧”
第四章 日本画と水墨画
現代日本画と水墨画/墨と線/墨の教育/書画の分離/朦朧体の挑戦/線から色へ/韓国画という隣人/ミクストメディアか日本画か
第五章 日本画と模写
中国製の岩絵具/留学生と岩彩画/岩彩画と壁画模写/天心と模写/新興大和絵と古典/壁画模写の意味/国号絵画を超えて
あとがき
主要参考文献
作者 | 荒井 経 |
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価格 | 2640円 + 税 |
発売元 | 武蔵野美術大学出版局 |
発売日 | 2015年10月03日 |
『日本画名作から読み解く技法の謎』

作者 | 宮廻,正明,1951- 荒井,経,1967- 鴈野,佳世子,1979- 東京芸術大学大学院美術研究科 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 世界文化社 |
発売日 | 2014年11月 |
『日本画の歴史 : カラー版 近代篇』

作者 | 草薙,奈津子 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 中央公論新社 |
発売日 | 2018年11月 |
『図解日本画用語事典』

作者 | 平山,郁夫,1930-2009 渡邊,明義,1935-2015 高田,倭男 東京芸術大学大学院美術研究科 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 東京美術 |
発売日 | 2007年05月 |
『近代京都日本画史』

作者 | 植田,彩芳子,1975- 中野,慎之,1985- 藤本,真名美,1987- 森,光彦,1985- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 求龍堂 |
発売日 | 2020年08月 |
『日本画花を描く : 花それぞれの特徴の捉え方・構図から、各種の技法を徹底解説 : 写生/下図づくり 地塗り/転写/骨描き 隈取り/彩色』

作者 | 菅田,とも子 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 誠文堂新光社 |
発売日 | 2015年05月 |
『色から読み解く日本画 = Colors in Nihonga』

作者 | 三戸,信惠,1967- |
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価格 | 不明 |
発売元 | エクスナレッジ |
発売日 | 2018年08月 |
『近代日本画の歴史』

伝統絵画と西洋の出会いによって誕生した近代日本画という表現。画家たちは近代・西洋・国家とは何であるのかという不断の問いに直面することとなるーー。国家主義を揺籃とした明治期、皇国感情のなか成熟を迎えた大正・昭和初期、そして戦後に浮上する日本画滅亡論を超えて、日本画はどこへ向かうのか。その成り立ちと多様性を、様式の変遷から時代ごとに描く圧巻の百年史。
『日本画とは何だったのか 近代日本画史論』(角川選書)に補論を加え、改題文庫化。
序論
第一章 江戸時代
1.江戸後期 日本画のはじまり
2.幕末明治 プレ近代日本画
第二章 明治前期
1.明治十年代後半 一八八〇年代
2.明治二十年代 一八九〇年前後
第三章 明治後期
1.明治三十年代 一九〇〇年前後
2.明治四十年代 一九一〇年前後
第四章 大正・昭和初期
1.大正期 一九一〇-二〇年代
2.昭和初期 一九二〇-三〇年代
第五章 戦中・戦後期
1.戦中期 一九三五ー四五年
2.戦後期 一九五〇年前後
終章 日本画とは何だったのか
1.近代と日本画
2.日本語と日本画
3.現代と日本画
補論 近代日本画の再検討
1.日本絵画とは何だったのか
2.洋画とは何だったのか
3.日本画の現在
近代日本画史年表
参考文献
あとがき
文庫版あとがき
本文引用図版 出典一覧
主要人名索引
作者 | 古田 亮 |
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価格 | 1760円 + 税 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2024年10月25日 |
一冊ずつ取り上げました日本画が学べる本たち、いかがだったでしょうか。初心者向けから専門書まで、あまりに様々な角度から日本画を学び解説している10作品をお届けしました。
大昔からある伝統的な絵画の技法を本で学んだり、知識を深めたりするのは、なかなか面白いものですよね。私たちの国にしかない文化、技法を身につけるのは大変なことですが、それだけに魅力も大きいはずです。日本画を描くという経験は、絵を描くという意味以外にも、日本文化の一端を体験し、自分の中で何かを表現したり、深く感じたりすることにも繋がるのではないでしょうか。
私も日本画の世界は神秘的な魅力があると感じています。『今まで知らなかったなあ』と思うような歴史や裏話、技法の解説は面白いだけでなく、これからの日本画への視点や理解を深めてくれるものばかりだと思います。
これまで日本画にまったく興味がなかったとしても、これらの本を手に取れば、きっと何か新しい視点や興味を見つけることができるはずです。美術館で絵画を眺めているだけでなく、自分でも手を動かして創作活動を楽しんでみるのも素晴らしいことですよね。
また、それぞれの本には著者の細やかな愛情やこだわりが感じられ、一冊一冊が日本画という芸術形態への敬意と情熱に満ちています。本を読み進めることで、その情熱が読者にも伝わることを願っています。
以上、日本画が学べる本、10選をお届けしました。次回もまた、新しい世界を共有していきたいと思います。どうぞ、良い芸術ライフを!これからも私たちと一緒に、絵画の世界を探索し続けてくださいね。
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