名探偵の加害性を描いた小説10選

名探偵物が好きだけど、ちょっと新しい切り口はどうかしら?と思っているあなたにピッタリの10作品をここで紹介します。ここで取り上げる作品たちは、名探偵を罪の主体として描く斬新なやつらなんですよ!
切れ者の名探偵が真相を暴きながら、その一方で彼自身が犯罪に手を染める…そんな作品もあれば、探偵としての能力を悪用して犯罪を犯してしまう案件に至っては、それはもう一種のノワールな感じを楽しむことができます。さらに、探偵が加害者になるだけでなく、被害者としても描かれる作品もあるんです。
皆さんも、今までと違った視点で名探偵たちを見てみませんか?きっと新たな一面を発見できるでしょう。名探偵という存在の多面性を描く、この10作品。ぜひチェックしてみてくださいね。
『名探偵の有害性』

作者 | 桜庭 一樹 |
---|---|
価格 | 1710円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2024年08月30日 |
『彼女が探偵でなければ = If She Were Not a Detective』

作者 | 逸木,裕,1980- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2024年09月 |
『紅蓮館の殺人』

作者 | 阿津川,辰海,1994- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2019年09月 |
『探偵機械エキシマ』

作者 | 松城,明,1996- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2025年02月 |
『新装版 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』

首なし死体、密室、蘇る、死者、見立て殺人……。京都近郊に経つヨーロッパ中世の古城を彷彿させるゴチック調の館・蒼鴉城を「私」が訪れたとき、惨劇の幕はすでに切って落とされていた。事件の最中、満を持して登場するメルカトル鮎。そして迎える壮絶な結末! ミステリー界を騒然とさせた衝撃のデビュー作を新装版にて。
作者 | 麻耶 雄嵩 |
---|---|
価格 | 1056円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2012年03月07日 |
『ピエタとトランジ <完全版>』

岸本佐知子、歓喜!
「これは、私がずっとずっと読みたいと思っていた、最強最高の女子バディ物語」
親友の名前はトランジで、私はピエタ。
人類最後の「名探偵と助手」だ。
芥川賞受賞第一作『おはなしして子ちゃん』に収録された衝撃作「ピエタとトランジ」が、長篇になって帰ってきた!
天才的な頭脳を持つ女子高生探偵トランジと、彼女の才能に惚れ込み助手に名乗り出たピエタ。トランジは事件を誘発させる体質で、次から次に周囲で人が死んでいく。
あるとき、トランジに秘められた恐るべき事実が明らかになり、人類は滅亡に向かうーー!?
芥川賞作家が送るスリル×サスペンス×友情の、超弩級ガールズ・エンターテイメント!
作者 | 藤野 可織/松本 次郎 |
---|---|
価格 | 1815円 + 税 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2020年03月12日 |
『五つの季節に探偵は』

作者 | 逸木,裕,1980- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | KADOKAWA |
発売日 | 2024年08月 |
『春期限定いちごタルト事件 小市民シリーズ (創元推理文庫)』

作者 | 米澤 穂信 |
---|---|
価格 | 594円 + 税 |
発売元 | 東京創元社 |
発売日 | 2013年10月18日 |
『探偵小説(ミステリー)には向かない探偵』

作者 | 王谷,晶,1981- |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2016年04月 |
『探偵が早すぎる. 上』

作者 | 井上,真偽 |
---|---|
価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2017年05月 |
それでは、名探偵が加害者となった独特で刺激的な作品10選をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。大抵の探偵小説ではいうなれば光であり、正義の象徴である探偵が、ダークサイドへと転落する様が描かれ、これまでの探偵物語の概念が覆されることでしょう。誰もが驚くような彼らの思想や行動からは、何を感じ取ることができるのでしょう。
この裏切りに近い感情からくる緊張感は、読む者にとって新鮮な驚きであると同時に、人間の持つ多面性を考えさせるきっかけにもなります。犯罪者としての探偵がもたらす衝撃が、きっと何か新しい発見や感動を促してくれるはずです。
もちろん、これらの作品はエンタメ作品としての要素も十分に備わっています。緻密なトリックや鮮やかな展開、時に痛みを伴うほどの物語性が、読者の心をひきつけること間違いないでしょう。
それぞれの作品に描かれている探偵達の、予想外の行動や人間性を堪能し、ぜひ著者の世界観に触れてみてください。意外性とサスペンスの中に、深遠な人間ドラマが織り込まれています。
恐らく一部では賛否両論ありますが、それもまた本格的な探偵小説が提供できる楽しみの一つではないでしょうか。一読後、もしもあなたが普段の探偵像からの視点の転換や、新たな疑問を抱いたならば、それこそが作品が持っている素晴らしい魅力と言えるでしょう。
これまでの探偵像を覆す、新しい風景を楽しんでみませんか? まだ読んだことがない方は、ぜひ手に取ってみてください。そして、その魅力を存分に堪能してみてください。
本サイトの記事はあくまで新しい書籍と出会う機会を創出する場であり情報の正確性を保証するものではございませんので、商品情報や各作品の詳細などは各自で十分に調査した上でご購入をお願いいたします。各通販サイトが提供するサービスは本サイトと関係ございませんので、各通販サイトは自己責任でご利用ください。