戦国時代の大名から豊臣・徳川政権に仕えるようになった伊達政宗に関する歴史
伊達政宗といえば、戦国時代から江戸時代にかけて活躍した大名のひとり。その華麗なキャリアは、戦いへの情熱や切実な政治的野心、そしてその時代の風雲を象徴するものでした。本作品は、そんな伊達政宗の波乱万丈な人生を描いた歴史もの。彼の戦いの中で磨き上げられた剣術や戦略、そして政治手腕は、後の豊臣や徳川政権に大きな影響を与えました。歴史好きはもちろん、戦国時代の世界観に魅了されること間違いなし。政宗の野望に心を奪われ、大きな感動を味わうことができます。
『伊達政宗の素顔 筆まめ戦国大名の生涯』
戦国末期、自らの考え・意思で道を切り開き仙台藩六十二万石を築いた伊達政宗。武将・文化人としての事跡を、「筆武将」とさえいわれる数多くの自筆書状をもとに詳述する。人情あふれる書状から政宗の素顔がよみがえる。
はじめに/遅れてきた戦国大名・政宗(梵天丸誕生と伊達氏の系譜/天下を目指す「仙道の若武者」/南奥羽の覇者となる/関白秀吉に屈す/豊臣大名として生きる)/仙台藩・六十二万石を築く(もう一つの“関ケ原合戦”/仙台開府に込めた夢/国づくりの理想と現実/支倉常長と慶長遣欧使節)/家族・家臣との信頼の絆(政宗の家族たち/代表的な三人の家臣)/文化人としての政宗(趣味と教養/こよなく酒を愛す/「筆武将」伊達政宗)/終章 ホトトギスの初音を求めて/伊達政宗関連年表/伊達政宗と亘理宗根ー宗根は政宗の子か
作者 | 佐藤 憲一 |
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価格 | 2420円 + 税 |
発売元 | 吉川弘文館 |
発売日 | 2020年08月19日 |
『暴かれた伊達政宗「幕府転覆計画」 ヴァティカン機密文書館史料による結論』
戦国の英雄として有名な伊達政宗。彼は、徳川の世になっても、天下取りの野望を捨てず、家臣・支倉常長をヨーロッパに派遣し、ローマ法王の援助を得て、幕府を転覆しようとしたーーこういう話は昔からあったのですが、定説ではありませんでした。
ところが、これは事実だったのです!!
ヴァティカン機密文書館庁には、カソリック教会にかかわる2000年間の秘密史料が厳重に保管されていますが、その中に、政宗が「カソリック王」に叙任されることを願い出た証拠が、ちゃんと残っていたのです。
では、なぜ、その野望は実現しなかったのか?
歴史好きはご存知のように、政宗は講談などで描かれる豪快な人物なのではなく、じつに細心、もっといえば臆病極まりない男でした。失敗したときに、どうやって言い逃れるかを考えてからではないと行動しないタイプだったのです。
この遣欧使節でも、幕府にバレたときの対応を周到に考えました。自分自身は洗礼を受けず、いざとなったら腹を切らせるため、下級の家臣を遣わしてローマ法王を丸め込もうとしたのです。でも、そんなのうまくいくはずありません。 ローマ法王庁から、「カソリック王にしてくれ、と言いながら、本人がキリシタンじゃないのは、おかしいんじゃないの?」とツッコまれ、支倉たちも、「まー、そーですが、心の中では信仰はあると思うんですよね〜」などと、苦しい弁明につとめますが、結局、ローマの返事はノー。政宗の野望は潰えたのです。
筆者は中世のスペイン語、ポルトガル語、スペイン語、ラテン語に精通し、原史料を精緻に翻訳して、この結論にたどり着きました。
戦国ブームの中でも、もっとも人気の高い伊達政宗の人間像ががらっと変わる、画期的な新書です。
作者 | 大泉 光一 |
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価格 | 803円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2017年09月20日 |
『伊達政宗と南奥の戦国時代』
作者 | 垣内,和孝 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 吉川弘文館 |
発売日 | 2017年10月 |
『利休の生涯と伊達政宗 茶の湯は文化の下剋上』
茶の湯創成期、激動の時代を駆け抜けた戦国武将が千利休と織りなす歴史群像劇。当時の状況や価値観、茶の湯の展開を鮮やかに描き出す
【目次】
序 章 与四郎から宗易へ
第一章 信長の登場
第二章 戦国武将と利休の茶の湯
第三章 秀吉の天下取りと利休
第四章 関白秀吉と利休居士
第五章 天下人秀吉の茶の湯
第六章 秀吉の茶の湯と利休の侘び茶
第七章 秀吉の天下統一と伊達政宗
第八章 伊達政宗問題と利休自刃の背景
第九章 利休追放から自刃へ
作者 | 生形 貴重 |
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価格 | 2750円 + 税 |
発売元 | 河原書店 |
発売日 | 2017年06月30日 |
『伊達政宗の研究(新装版)』
奥羽を制覇し屈指の大藩を築いた伊達政宗の研究を牽引してきた第一人者による決定版。誕生にまつわる伝説や家督相続、様々な合戦、領国の構造をはじめ、豊臣秀吉による奥羽仕置との関わり、仙台築城の歴史的意義、支倉遣欧使節、政宗文書の特色など、政宗に関わるあらゆる事柄を解明しその全体像に迫る。永らく入手困難だった不朽の名著を新装復刊。
1=戦国大名(誕生伝説考〈伝説/伝説の検討/その歴史的意義〉/政宗の「独眼竜」と虎哉宗乙〈独眼竜/虎哉宗乙/蓋世の志気〉/政宗家督相続の前提〈蘆名盛隆の死ー盛隆以後をめぐる伊達と佐竹ー/輝宗隠居、政宗相続ー政宗南進策の決定ー〉/美作守補任辞退〈口宣案・綸旨等の到来/政宗「双方綸旨不頂戴」の意思表示と朝廷の対応/政宗美作守辞退決定と口宣案・綸旨のその後〉/政宗の和戦ー天正十六年郡山合戦等を中心にー〈前提ー天正十六年以前の概観ー/天正十六年郡山合戦と無事/結びー政宗和戦の意義ー〉以下細目略/権力と領国構造)/2=近世大名(豊臣政権と政宗/仙台築城の歴史的意義/支倉遣欧のこと/仙台藩経営)/3=政宗文書の研究(政宗の書札礼/政宗と自筆書状/判物と印判状)
作者 | 小林 清治 |
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価格 | 9900円 + 税 |
発売元 | 吉川弘文館 |
発売日 | 2017年06月14日 |
以上が、戦国時代の大名から豊臣・徳川政権に仕えるようになった伊達政宗に関する歴史についての作品紹介でした。本作は、伊達家の歴史を扱ったものではありますが、単なる歴史学的な記述に留まらず、伊達政宗が登場する場面では彼の心情描写にも力を注いでいます。そのため、歴史が苦手な方でも楽しめると思います。また、伊達政宗と徳川家康との距離感や、豊臣秀吉との関係性など、当時の政治情勢についても興味深い描写があります。戦国時代から江戸時代にかけての日本の歴史に興味がある方や、伊達政宗に興味がある方は必見の作品です!
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