戦国時代の大名から豊臣・徳川政権に仕えるようになった伊達政宗に関する歴史

伊達政宗といえば、戦国時代から江戸時代にかけて活躍した大名のひとり。その華麗なキャリアは、戦いへの情熱や切実な政治的野心、そしてその時代の風雲を象徴するものでした。本作品は、そんな伊達政宗の波乱万丈な人生を描いた歴史もの。彼の戦いの中で磨き上げられた剣術や戦略、そして政治手腕は、後の豊臣や徳川政権に大きな影響を与えました。歴史好きはもちろん、戦国時代の世界観に魅了されること間違いなし。政宗の野望に心を奪われ、大きな感動を味わうことができます。
『伊達政宗の素顔 : 筆まめ戦国大名の生涯』

作者 | 佐藤,憲一,1949- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 吉川弘文館 |
発売日 | 2020年09月 |
『暴かれた伊達政宗「幕府転覆計画」 ヴァティカン機密文書館史料による結論』

戦国の英雄として有名な伊達政宗。彼は、徳川の世になっても、天下取りの野望を捨てず、家臣・支倉常長をヨーロッパに派遣し、ローマ法王の援助を得て、幕府を転覆しようとしたーーこういう話は昔からあったのですが、定説ではありませんでした。
ところが、これは事実だったのです!!
ヴァティカン機密文書館庁には、カソリック教会にかかわる2000年間の秘密史料が厳重に保管されていますが、その中に、政宗が「カソリック王」に叙任されることを願い出た証拠が、ちゃんと残っていたのです。
では、なぜ、その野望は実現しなかったのか?
歴史好きはご存知のように、政宗は講談などで描かれる豪快な人物なのではなく、じつに細心、もっといえば臆病極まりない男でした。失敗したときに、どうやって言い逃れるかを考えてからではないと行動しないタイプだったのです。
この遣欧使節でも、幕府にバレたときの対応を周到に考えました。自分自身は洗礼を受けず、いざとなったら腹を切らせるため、下級の家臣を遣わしてローマ法王を丸め込もうとしたのです。でも、そんなのうまくいくはずありません。 ローマ法王庁から、「カソリック王にしてくれ、と言いながら、本人がキリシタンじゃないのは、おかしいんじゃないの?」とツッコまれ、支倉たちも、「まー、そーですが、心の中では信仰はあると思うんですよね〜」などと、苦しい弁明につとめますが、結局、ローマの返事はノー。政宗の野望は潰えたのです。
筆者は中世のスペイン語、ポルトガル語、スペイン語、ラテン語に精通し、原史料を精緻に翻訳して、この結論にたどり着きました。
戦国ブームの中でも、もっとも人気の高い伊達政宗の人間像ががらっと変わる、画期的な新書です。
作者 | 大泉 光一 |
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価格 | 803円 + 税 |
発売元 | 文藝春秋 |
発売日 | 2017年09月20日 |
『伊達政宗と南奥の戦国時代』

陸奥国の南部「南奥」では、強力な戦国大名が存在せず、数郡程度を支配する領主が割拠していた。南奥が佐竹氏の侵攻を契機に伊達政宗による地域統一に向かっていく様相を描き、地域的な特色、伊達・蘆名・相馬などの境目に築かれた城館の姿など、和戦・境目・城館をキーワードに文献史学・考古学両面から追究。従来の伊達氏研究に新知見を加える。
序章 南奥戦国史の可能性/和戦(南奥の統合と佐竹氏・伊達氏〈仙道の様相/会津・海道の様相/伊達氏の求心性/佐竹義重による南奥統合/伊達政宗の対応〉/御代田合戦と佐竹氏・蘆名氏〈一〇月五日付上杉景勝宛佐竹義重書状の再検討/御代田合戦の経過〉/伊達政宗の家督相続と蘆名氏〈政宗家督相続以前/政宗家督相続直後/対蘆名氏政策の転換〉以下細目略/天正一四年の二本松「惣和」と伊達政宗)/境目(郡山合戦にみる伊達政宗の境目認識/清顕没後の田村家中/服属の作法/天正期の伊達・相馬境目/伊達・蘆名領国境と桧原城)/城館(向羽黒山城と蘆名氏/戦国期安積郡の城館の類型的把握/田村地域の本城と支城/南奥の織豊系城郭)/終章 伊達政宗と南奥の戦国時代
作者 | 垣内 和孝 |
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価格 | 9900円 + 税 |
発売元 | 吉川弘文館 |
発売日 | 2017年09月15日 |
『利休の生涯と伊達政宗 : 茶の湯は文化の下剋上』

作者 | 生形,貴重,1949- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 河原書店 |
発売日 | 2017年06月 |
『伊達政宗の研究(新装版)』

奥羽を制覇し屈指の大藩を築いた伊達政宗の研究を牽引してきた第一人者による決定版。誕生にまつわる伝説や家督相続、様々な合戦、領国の構造をはじめ、豊臣秀吉による奥羽仕置との関わり、仙台築城の歴史的意義、支倉遣欧使節、政宗文書の特色など、政宗に関わるあらゆる事柄を解明しその全体像に迫る。永らく入手困難だった不朽の名著を新装復刊。
1=戦国大名(誕生伝説考〈伝説/伝説の検討/その歴史的意義〉/政宗の「独眼竜」と虎哉宗乙〈独眼竜/虎哉宗乙/蓋世の志気〉/政宗家督相続の前提〈蘆名盛隆の死ー盛隆以後をめぐる伊達と佐竹ー/輝宗隠居、政宗相続ー政宗南進策の決定ー〉/美作守補任辞退〈口宣案・綸旨等の到来/政宗「双方綸旨不頂戴」の意思表示と朝廷の対応/政宗美作守辞退決定と口宣案・綸旨のその後〉/政宗の和戦ー天正十六年郡山合戦等を中心にー〈前提ー天正十六年以前の概観ー/天正十六年郡山合戦と無事/結びー政宗和戦の意義ー〉以下細目略/権力と領国構造)/2=近世大名(豊臣政権と政宗/仙台築城の歴史的意義/支倉遣欧のこと/仙台藩経営)/3=政宗文書の研究(政宗の書札礼/政宗と自筆書状/判物と印判状)
作者 | 小林 清治 |
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価格 | 9900円 + 税 |
発売元 | 吉川弘文館 |
発売日 | 2017年06月14日 |
以上が、戦国時代の大名から豊臣・徳川政権に仕えるようになった伊達政宗に関する歴史についての作品紹介でした。本作は、伊達家の歴史を扱ったものではありますが、単なる歴史学的な記述に留まらず、伊達政宗が登場する場面では彼の心情描写にも力を注いでいます。そのため、歴史が苦手な方でも楽しめると思います。また、伊達政宗と徳川家康との距離感や、豊臣秀吉との関係性など、当時の政治情勢についても興味深い描写があります。戦国時代から江戸時代にかけての日本の歴史に興味がある方や、伊達政宗に興味がある方は必見の作品です!
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