冤罪がタイトルに入る本⑨
この作品は、主人公が怪しげな冤罪に巻き込まれたことから物語がスタートします。「冤罪」の名が示す通り、全く罪を犯していない主人公が、様々な罠にハメられ、困難な戦いを強いられます。しかし、彼は決して諦めず、真実を明らかにすることを誓います。彼の戦いは一層のこと逃避や逃走ではなく、真実を問いただす者として立ち向かう、その闘志が読者に強く響きます。また、著者が緻密に描き上げた人間関係とかけがえのない友情を通じて、冤罪が生まれる社会の矛盾や問題点も浮かび上がります。決して楽しい話ではありませんが、その描写の真実味と巧妙なストーリー展開に引き込まれること間違いなしです!
『トレパク冤罪』
シロ(無罪)がクロ(有罪)に変わる世界ーー強烈な”推し愛”と嫉妬が渦巻くSNSの世界での執拗なネットリンチに、愛する者を奪われた男の捨て身の復讐劇
「Xで『トレパク』がトレンド入りして、騒ぎが大きくなるにつれ、連中にとってトレパクが真実かどうかなんて、どうでもよくなっていったと思うんです。それよりも、どうすれば獲物を……さやかを地べたに這いずり回らせることができるか。どうすれば、より効果的にさやかのメンタルを破壊することができるか……奴らは飢えた犬が骨付き肉にむしゃぶりつくように、そのゲームに熱中していった」(本文より)
最愛の夫そっくりの漫画キャラにハマり、生まれて初めて二次創作の世界に足を踏み入れたさやかは、持って生まれた絵の才能によってあっという間にトップ絵師の座に昇りつめる。フォロワー数、いいね、本の販売数、どれをとっても彼女に完敗した古くからのファンたちは、その逆恨みをぶつけるべく盗作疑惑をふっかけ、壮絶なネットリンチでさやかを追いつめてゆく……
| 作者 | 小宮サツキ |
|---|---|
| 価格 | 1100円 + 税 |
| 発売元 | パレード |
| 発売日 | 2025年05月01日 |
『ある冤罪の構図 失われた友の名誉回復を祈ります』
| 作者 | 三村文男 |
|---|---|
| 価格 | 550円 + 税 |
| 発売元 | テーミス |
| 発売日 | 2006年09月 |
『55の再審裁判事例から誤判の原因を探る 有罪率99.9%に潜む冤罪の危険』
判(冤罪)はなぜ起きるのか。刑事事実認定のプロフェッションである裁判官が、なぜ判断を誤るのか。再審裁判事例55件について、その事実認定を実務的視点から分析し、誤判の原因を探る。そして、誤判防止のために何をすべきか、弁護活動の視点に留意して問題提起する。
日弁連が支援した再審請求事件一覧
第一章 誤判の原因は事実認定の誤り
第二章 刑事訴訟手続が備えている誤判防護措置
第三章 再審裁判の趨勢と55再審裁判事例の検討
1 再審開始決定(再審無罪)事例の検討
2 再審請求が認められなかった事例
3 再審裁判係属中の事例
第四章 再審裁判事例から学ぶべきこと
1 自白をめぐる問題
2 全ての誤判の端緒は捜査にある
3 引き込み供述をめぐる問題
4 第三者の供述をめぐる問題
5 鑑定に対する過度な信頼の危険
6 情況証拠をめぐる問題
7 冤罪を無くすために
●55の事例事件
・昭和巌窟王事件
・加藤事件第六次再審事件
・金森老事件第六次再審事件
・横浜事件第四次再審事件
・ロシア人銃刀法違反事件
・窃盗事件
・弘前大教授夫人殺人事件
・松山事件
・強盗等事件
・窃盗事件
・滝事件
・業務上過失致傷等事件
・業務上過失致死傷事件
・殺人未遂事件
・道交法違反事件
・暴力行為等処罰に関する法律違反事件
・特別背任等事件
・少女強姦致傷等事件
・米谷事件
・強姦致傷等事件
・諏訪放火事件
・免田事件第六次再審事件
・缶ビール詐取事件
・梅田事件
・榎井村事件
・覚せい剤密輸事件第三次再審事件
・国税徴収法違反事件
・松尾事件第十三次再審事件
・布川事件
・足利事件
・東住吉事件
・東電女性社員殺人事件
・湖東記念病院人工呼吸器事件
・財田川事件
・島田事件
・貝塚事件
・松橋事件
・名張毒ぶどう酒事件第七次再審事件
・白鳥事件
・江津事件
・日産サニー事件
・福井女子中学生殺人事件
・狭山事件第二次再審事件
・鶴見事件
・マルヨ無線事件
・小石川事件
・姫路郵便局事件
・恵庭事件第二次再審事件
・日野町事件
・大崎事件第三次再審事件
・難波ビデオ店放火・殺人等事件
・豊川事件
・三鷹事件
・袴田事件第二次再審事件
| 作者 | 丸山輝久 |
|---|---|
| 価格 | 9900円 + 税 |
| 発売元 | 現代人文社 |
| 発売日 | 2021年07月28日 |
今回ご紹介した「冤罪がタイトルに入る本」たちは、一見重たいテーマを扱っているように思えますが、それぞれ違った視点から描かれていて非常に読み応えがあります。斬新な視点から描かれた事件の真相、登場人物たちの深い心情、人間社会の闇など、さまざまな要素が絡み合って一つの物語を紡ぎ出しています。冤罪という硬い壁に直面した主人公たちの絶望感や葛藤、その中でも強く生きる姿は、読む者の心を強く打つことでしょう。
しかしながら、これらの作品はただ切なさや悲しさを描くだけでなく、絶望の中から生まれる希望や、人間の信じる力の素晴らしさもしっかりと描いています。どんなに困難な状況でもあきらめずに真実を追い求める姿勢は、きっと読者の心に力を与えてくれます。だからこそ、これらの作品は冤罪というテーマを扱いながらも暗すぎる印象はなく、多くの人に読まれ続けています。
これらを読むことで、自ら先入観に囚われていることに気づかされることもあるかもしれません。物事の本質を見極めるためには、自分の視野を広げることが重要です。その一助となるのが、「冤罪がタイトルに入る本」たちです。心に深く響くメッセージが詰まっている本作品たちに、ぜひ触れてみてください。そのページをめくる手が止まらなくなることを保証します。
「冤罪がタイトルに入る本」たち、我々の理解や視野を広げる素晴らしい存在と言えるでしょう。これらの作品を通して、皆さんそれぞれが新たな視点や思考を持ち帰っていただければ幸いです。明日の読書の一助になればと思います。お読みいただき、ありがとうございました。
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