織守きょうやおすすめ小説①
我々の日常に対する視点を揺さぶる、それが織守きょうや先生の作風です。今回紹介する彼の小説は、彼の全作品中でも不思議さとリアルさが絶妙に交錯し、読む者を思索の旅へ誘います。異世界要素と現代社会の垣根を無視したキャラクターの生々しい心情描写、見事に絡み合う二つの要素は息を呑むほどです。普通の日常が奇妙な色彩で包まれるシーンは、自分たちの現実に対する認識を再確認させるでしょう。読み終えた後でしか理解できない伏線も魅力です。飛び出る想像力により引き込まれること間違いなし!必読ですよ!
『SHELTER/CAGE 囚人と看守の輪舞曲』
民営刑務所で働くことになった河合凪は殺人犯の阿久津に興味を惹かれていた。彼は長期受刑者だが悠々自適に生活していて何かがおかしいーー。看守と囚人が織りなす人間模様を描いた傑作ミステリーが文庫化!
| 作者 | 織守 きょうや |
|---|---|
| 価格 | 836円 + 税 |
| 発売元 | 双葉社 |
| 発売日 | 2023年03月15日 |
『響野怪談』
響野家の末っ子・春希は怖がりなのに霊感が強く、ヒトではないものたちを呼び寄せてしまう。
留守番中を狙ったようにかかってくる電話。
何度捨てても家の前に現れるスニーカー。
山小屋で出会った少女が寝言を聞かれるのを嫌がる理由……。
些細だった怪異は徐々にエスカレートし、春希だけでなく、彼を守ろうとする父や兄たちをもおびやかしていく。
『記憶屋』著者が日常と異界の狭間へと誘う、ノスタルジック・ホラー!
電話
目が覚めると 1
目が覚めると 2
目が覚めると 3
図書室、あるいは話してはいけない話
靴
おばあちゃん
ないもの
引っ越し
ひなあられ
残業
猫屋敷
おばあちゃん・続
秋也兄さんはときどき消える
寝言に返事をしてはいけない
足、あるいはシャワー室の怪
蓮の池
ついている
廃墟探索
再会
訪問者
お礼
布団
シロ
シロ2
番犬
首がない
エレベーター
後ろ姿
紫煙
指定席
父子の会話
再訪
※「目が覚めると」数字はローマ数字
| 作者 | 織守きょうや |
|---|---|
| 価格 | 770円 + 税 |
| 発売元 | KADOKAWA |
| 発売日 | 2019年02月23日 |
『朝焼けにファンファーレ』
夢のスタートラインに立つ時くらい、どこまでもまっすぐで青くてもいい。それぞれの想いを胸に秘め、法律のプロを目指す司法修習生たち。優秀だけどまだまだ成長中、そして個性強め……。彼らと過ごすささやかな謎に彩られた日々が、教育にあたる大人も変えていく。理想と現実に悩みながら進む彼らの背中に響く、祝福のエール。現役弁護士でもある著者による爽やかなリーガル青春小説が誕生!
| 作者 | 織守 きょうや |
|---|---|
| 価格 | 1760円 + 税 |
| 発売元 | 新潮社 |
| 発売日 | 2020年11月26日 |
以上、「織守きょうやおすすめ小説①」で紹介した作品の魅力が伝わったでしょうか。この作品には、作品の世界観だけでなく、登場人物たちの生き様や命の重さ、さまざまな感情が繊細に描かれており、一度読むと忘れられない深い印象を与えます。
ある時は涙腺を直撃するような感動的なエピソードがあり、またある時には登場人物たちのシャープな対話が読者の心を掴む、そんなディープな物語展開が素晴らしい作品です。
そして何よりもこの作品の最大の魅力は、その言葉選び。織り込まれる一言一言が心に響き渡り、あたかも自分がその場にいるかのような錯覚を覚えるほどです。また、作者の深い洞察力が伺える描写や登場人物たちの心情表現には、頷きながら読むことになるでしょう。
語りのスタイルも独特で、ライトな語り口が矛盾するように重いテーマを軽やかに展開し、読者を深い世界へと誘い込みます。一度読んでしまえば、その世界から抜け出すのが難しくなることでしょう。
すてきな小説は、美しい言葉とストーリーで人の心を動かし、新たな視点や思考の引き出しを増やしてくれます。そんな結果を生む、素晴らしい作品を多くの人に知ってもらいたい。それがこのコラムを始めた理由です。
今回紹介した作品も、その一つに違いありません。本のページをめくる手が止まらなくなる、その楽しさ、感動、そして考えさせられるエッセンスを求めて、ぜひ一度手に取ってみてください。次回もまた、私が“心に残る”と感じた作品を紹介します。楽しみにしていてくださると嬉しいです。それでは、またお会いしましょう。
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