表紙の冬仕様の姿も良い!と思いながらレジへ直行しました。
前巻で後宮の下女を解雇された猫猫は、試験に落ちて壬氏直属の下女になります。
相変わらず言葉選びと言葉が足らないため、有資格者の官女たちを怒らせる猫猫。
その中で異彩を放っていたのが、翠苓という女官です。
何とも格好良くつかみどころがない女官なので、今後の活躍に期待しています!
寒くなったからと冬仕様の服をあげたい壬氏とその板挟みになる高順、空気を読む猫猫の関係に少し笑ってしまうこと間違いなしです。
さらに今回も不思議な事件が目白押し!
倉庫で起きたボヤ事件や役人が倒れた食中毒事件など、謎の真相が分かれば「なるほど!」となるものばかりです。
個人的にとてもおもしろかったのが、亡くなった宮廷御用達の長金細工師が残した謎です。
硬いはずの金属の不思議や息子たちに残したと思われるメッセージなど、猫猫の推理には目を見張ります。
相変わらず何を考えて壬氏の元を訪れるのかわからない羅漢ですが、軍師というだけあって人を動かしたり才能を見抜く能力はすごいなぁと感じました。
新しく登場した馬閃というキャラクターも必見です。
羅漢に悩まされたり猫猫を気に掛ける壬氏にちょっと気の毒になるでしょう。
ぜひ一緒に猫猫が解決する謎を垣間見てみませんか?