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オペラの歴史の中で「コラーゴ」という役割が果たしてきた重要性を初めて知りました。本書では、オペラが誕生した時代の舞台裏にスポットを当て、舞台上演を成功に導くための調整役としてのコラーゴの仕事を詳しく解説しています。華やかな表舞台の裏には、膨大な努力と調整があったことがよくわかり、オペラという総合芸術の奥深さを改めて感じました。音楽や演劇に興味のある人にとって、学びの多い一冊でした。
16世紀末にフィレンツェで誕生した「オペラ」。その黎明期には、音楽を用いた舞台芸術の制作・上演にかかわるすべてを裏方で統括し、オペラの成立に決定的に貢献した知られざる役職「コラーゴ」の存在があった。同時代の書簡や文献を渉猟し、音楽劇の萌芽と発展を考えるうえで欠かせない「コラーゴ」の実態に初めて焦点をあてる。従来のオペラ誕生史の空白を埋め、西洋音楽史研究を刷新する労作。
オペラの歴史の中で「コラーゴ」という役割が果たしてきた重要性を初めて知りました。本書では、オペラが誕生した時代の舞台裏にスポットを当て、舞台上演を成功に導くための調整役としてのコラーゴの仕事を詳しく解説しています。華やかな表舞台の裏には、膨大な努力と調整があったことがよくわかり、オペラという総合芸術の奥深さを改めて感じました。音楽や演劇に興味のある人にとって、学びの多い一冊でした。