函館を舞台にした小説6選
まずは、函館の街並みを巧みに描いた青春小説から。キラキラとした青春時代を鮮明に描き出し、読んでいるだけで懐かしさが込み上げます。続いては、歴史小説。幕末の函館を舞台に、活大な人物たちの人間模様が鮮やかに描かれています。三作目は、心温まる家族ドラマ。田舎町のある家族の日常が丁寧に綴られ、穏やかな時間が流れます。次に、函館の海が美しく描かれたミステリー小説。緻密なプロットと感情の描写に引き込まれます。五つ目は、海鮮を題材にしたグルメ小説。ワクワクするような料理の描写が満載で、絶品です。最後は、現代を舞台にしたラブストーリー。函館の街をバックに繰り広げられる恋愛模様にキュンとしますよ。
『寮生 -一九七一年、函館。-』
1971年春、函館にある憧れの私立高校に入った僕は、親元を離れ寮生活を始める。街の景色、同級生、音楽、出会うもの全てが刺激的で、期待に胸を膨らませていたが、入学早々、「寮の恒例行事“入魂会”に関わったものは死ぬ」という噂を耳にした。するとそのわずか二日後、寮の二年生が謎の転落死を遂げる。事件と噂の真相を探るため、僕たち一年生は探偵団を結成してー。青春学園ミステリー。
作者 | 今野 敏 |
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価格 | 660円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2017年06月22日 |
『レイモンさん : 函館ソーセージマイスター』
作者 | 植松,三十里,1954- |
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価格 | 不明 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2020年03月 |
『函館グルメ開発課の草壁君 お弁当は鮭のおにぎらず』
函館の食品加工会社に就職した新社会人・草壁。しかし、職場近くには飲食店が少なく新生活(の食生活)は早くも大ピンチ!そんなとき、先輩の中濱が「お弁当を作ってみたら?」と彼女が参考にしているSNSの料理アカウントをこっそり教えてくれた。ご当地グルメの開発に大忙しの日々のなかで、ふたりの共通の話題は内緒のアカウントのレシピ。投稿を参考にお弁当を作り、昼休みを共にしていくなかで、草壁は“ある疑問”を抱き…?
作者 | 森崎 緩 |
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価格 | 770円 + 税 |
発売元 | 宝島社 |
発売日 | 2023年07月06日 |
『函館天球珈琲館 無愛想な店主は店をあけない』
北海道新幹線が開通する直前、奔放すぎる母親のせいで横浜から函館に単身移り住むことになった女子高生・真緒。遠縁の大伯父が住む函館山の洋館「遠野邸」に向かうのだが、そこにいたのは不審すぎる若い男だった。謎を抱えたままその無口な男と同居生活を始めた真緒だったが、「遠野邸」がかつて伝説の珈琲を出す喫茶店で、今はほとんど店をあけていないと知り…!?
作者 | 相羽鈴 |
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価格 | 627円 + 税 |
発売元 | 集英社 |
発売日 | 2016年03月18日 |
『箱館奉行所始末 異人館の犯罪』
洋学者武田斐三郎による七年の歳月をかけた日本初の洋式城塞五稜郭に箱館奉行所はある。元治元年(一八六四)支倉幸四郎は支配調役として、幕府の逸材と評価の高い奉行小出大和守秀実の配下で激務をこなすことになった。箱館の街は江戸と違い異国人に溢れ、教会やホテルが建つ、悪の街でもあった…作風を一新し、幕末秘史を駆使して描く新シリーズ第1弾!書き下ろし長編時代小説。
作者 | 森真沙子 |
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価格 | 712円 + 税 |
発売元 | 二見書房 |
発売日 | 2013年12月 |
『函館駅殺人事件』
作者 | 西村,京太郎,1930-2022 |
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価格 | 不明 |
発売元 | 講談社 |
発売日 | 2018年06月 |
さて、こんな感じで函館を舞台にした小説を6つ紹介させていただきました。海に映る美しい夜景、独特の洋風建築、黒門市場の新鮮な海鮮、山からの絶景をバックに描かれるこれらの作品は、読んでいるだけでも函館そのものを堪能できるんじゃないでしょうか。情景描写から函館の雰囲気、人々の生き様を感じ取れる作品ばかりで、まるで自分も函館に居るかのような気分を味わえますよ。
それぞれの作品には異なる世界観が広がっていますが、その舞台となるのが函館であることには変わりありません。そのために、それぞれの作品で描かれている函館の街並みや人々の生活が、どこかで交わりつつも、独自の色を放っているのが面白いと思います。
また、これらの作品を読むことで、観光地としての函館だけでは見えてこない、地元の人々の生活風景や、函館という街の魅力を再認識することができるのも大きな魅力の一つではないでしょうか。それぞれの話には、作者ならではの視点や感性が反映されており、それがまた新たな函館像を描き出しています。
以上、函館を舞台に繰り広げられる作品6選をご紹介させていただきました。これを機会に、普段はあまり読まないような作品にも手を伸ばしてみてはいかがでしょうか。新たな発見があることでしょう。もしもこれから北海道、特に函館を訪れる予定がある方は、ぜひ事前にこれらの作品を手にとって、旅のお供にしてみてくださいね。実際にその場所を訪れることで、作品がより深く感じられ、思い出と共に心に残ること間違いなしだと思います。
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