石田智恵著『同定の政治、転覆する声 アルゼンチンの「失踪者」と日系人』は、アルゼンチンの軍事独裁期における失踪者問題を、特に日系コミュニティの視点から考察した社会学的研究書です。政治的弾圧や家族の苦悩、社会的記憶の形成過程が詳細に分析され、失踪者をめぐる人々の証言や記録を通じて、権力と個人の関係、社会的正義の課題が浮き彫りになります。歴史・人権・社会学に関心のある読者にとって、深い洞察を与える一冊です。
1970年代、アルゼンチン軍事政権による反政府活動家の弾圧が生み出した大量の「失踪者」。
その中には日本人移民の子どもたちがいたーー
死体なき「強制失踪」という国家テロリズムと、日常的な人種主義。両者を転覆しようとする日系失踪者とその親族たちの闘いを、文化人類学的視点から描く
序
1 「国民再編過程」と「回復」の運動
第一章 個人の消去によるナシオンの再編
1 強制失踪という暴力
2 国民再編過程としてのジェノサイド
3 「失踪者」というカテゴリー
第二章 「記憶」の作業、「回復」の運動
4 「母たち」の抵抗から「人権運動」へ
5 「人権運動」における「家族」の意味
6 「免責の時代」と「回復」の市民運動
7 失踪者の喪ーー死の儀礼研究からみる人権運動
第三章 ナショナリティの問答と人種主義の実践
1 稠密な記憶、少数者の記憶
2 接触=問答の場としての国民社会
3 日常のなかのナショナリティと人種主義的実践
4 アルゼンチン的人種主義と「ハポネス」の位置
5 やわらかな人種主義
2 国家テロリズムとマイノリティの闘いーー日本という出自
第四章 日系失踪者の闘い
1 軍政ナショナリズムと翼賛的マイノリティ
2 「失踪」したハポネスたち
3 可視性の転覆
第五章 日系失踪者家族の闘い
1 ナシオンと複数の記憶
2 日系社会失踪者親族会
3 語ることと聴き取ること
4 個の回復ともうひとつの「家族」
結
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