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皇帝に道術の使用を疑われ、監視されていることから、鎮魂祭に紛れて入れ替わりを解消しようと思っていた玲琳と慧月。しかし、皇帝の命により、雛女達は貧民に粥を施す慈粥礼を行うことになる。急なことに準備におおわらわになる雛女たち。しかも慧月だけ、より劣悪な地域へ赴くことを命じられ…。皇太子にも他の雛女たちにもすっかり入れ替わりがばれ、愛憎半ばの同志のようになった関係が新しい。ピンチを乗り越えるのも、読んでいて楽しい。玲琳と慧月のすれ違いの友情に切なくなるが、様々な人間関係が出来上がっていくのが良かったねと思える。