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210ページのたった3文字に美世の成長を実感する。時折人生は波にのまれ掻き回され、藻掻いても嘲笑うかのように沈められる時がある。その時に流されるか、何回でも藻掻くか。幸せをじっくり噛み締めるために、私は後者をとりたい。
身に覚えのない罪で投獄された清霞。彼と離ればなれになった美世は、清霞を助けるために一人で軍本部へと向かう。しかし目的地に着いたその時、彼女の袖を引く者がいた。振り返った美世が見たのは、清霞そっくりの美少年。彼は清霞の式だという。式に強引に連れ帰られた美世は、薄刃の家で態勢を調えて出直すことを決める。すべては清霞と再会するため、美世は自力で道を切り開いていく。そして迎えた甘水との決戦はー。これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。
210ページのたった3文字に美世の成長を実感する。時折人生は波にのまれ掻き回され、藻掻いても嘲笑うかのように沈められる時がある。その時に流されるか、何回でも藻掻くか。幸せをじっくり噛み締めるために、私は後者をとりたい。