クラウディアの2周目が、あまりにもエレガントで上品で優雅で、シルベスター様がクラウディアに夢中になるのも納得です。
フェルミナの魔の手から、自分と家族を守るための知識と経験を持って、満を持しての2周目です。
主人公は、王太子の婚約者でありながらその立場を妹に奪われた挙句、
娼館に売られてしまった公爵令嬢・クラウディア。
娼館に来て初めて自分の愚かさを痛感するものの、時既に遅し…。
悔しさをバネに娼館のナンバー1にまでなったところで、病死してしまいました。
本筋は、病死した彼女が子供の頃の自分に戻るところから始まります。
今度は完璧な悪女になって未来を変えようと努力するクラウディアには好感が持てます。
聖女ではなく、悪女になってやる!というところが良いですね。
そんな彼女が心配していた妹のフェルミナという存在。
なぜ妹が姉を破滅の道へ向かわせたのか、それは生来の性格によるものなのか、
いじめられて歪んでしまったためなのか、クラウディアにも読者にもわかっていませんでした。
が、妹の本性はすぐに露わになります。
この辺りの妹の作画はもはやホラーで怖いのですが、それだけに迫力があります。
クラウディアは着実に味方を増やしていたため今のところはなんとかなっている様子でしたが、
今後あの妹に執拗に粘着されていくかと思うと…。
クラウディアだけでなく読者としても胃が痛くなりそうな雰囲気がありますが、
きわどい展開にクラウディアがどう立ち向かっていくのか楽しみなところでもあります。
とにかく応援したい主人公。頑張れ!