今までの事件からの推理で、祭祀中のやんごとない身分の方の身が危ないとわかった猫猫。
警備をしている人間に殴られながらも一歩もひかない猫猫の姿は、今まで見たことがないくらい必死そのものです。
実は父親だった羅漢の助けを借りた猫猫。
親子の確執は、かなーり深そうです……
崩れてくる重い柱から、猫猫が間一髪助けた祭祀中の人物は何と、壬氏!
壬氏ってそんな偉い人物だったの? とますます謎が深まりました。
傷の手当をしてもらった猫猫は、憶測だということを踏まえて、別々だった事件を見事に繋げます。
猫猫の頭脳には、本当に感嘆のため息しか出ないでしょう。
しかし、一番の容疑者と思われた翠苓は死亡。
猫猫は再び後宮へ戻ることになりました。
理由は、玉葉妃が第2子となる子を懐妊した疑いがあるからです。
帝の寵妃が妊娠する事の重大性が、この話ですごいわかります。すごい大変です。
医局に顔を出した猫猫は、薬の管理を怠るヤブをけしかけて管理をやり直します。
ここで、ヤブの出自が明らかになります。ポヨンポヨンしてるヤブの半生は、この巻の中で一番意外ですよ!
さらにさらに、李白が想いを寄せている白鈴に何と身請け話が持ち上がってしまいます。
それにしても、売れっ子遊女の身請け金ってやばい額です。傾国とはよく言ったもんだと思います。
物語始まって以来の騒動に新たな問題も発生。
猫猫の活躍と壬氏の反応を覗いて見ませんか?