『六人の嘘つきな大学生』は、複雑で魅力的なキャラクターたちが織りなすミステリーでした。それぞれの嘘が物語を引き締め、真実が明らかになるまでの緊張感が続きます。登場人物の成長や心情の変化が描かれ、最後まで目が離せませんでした。嘘と真実の境界が曖昧で、考えさせられる作品でした。
二部構成されてる作品で、前半はほのぼの進んでいてこんな就活生でここまでするってすごく優秀な人達の集まりだなー
って思ってたら、急展開。
ドキドキで最後そうなるの?って前半が終わった。
後半は事件の謎が順番に紐解かれていき
色々な伏線がどんどん回収されていて素直に面白かった!
って思った作品でした。
書き方次第で、受け取るニュアンスが変わるのかと、なるほど。そういうことかと思う場面が多々あった気がします。
その後、映画も観ましたが
映画は映画で面白かったです。
1つの就職試験によって六人の就活生の
それぞれの裏の顔が暴かれていく
人にはまさに表と裏があり誰にでもある
地球から見える月は表で裏とは何か
これは本当に人の本質のような気がする
いかに日頃、私も含めて人は取り繕っているのか
勉強になる
読後の感想は「おもしろかった!!!」の一言でした。
最終選考でのグループディスカッションを舞台に
繰り広げられる心理戦にハラハラしながら、
どんな活末に着地するのか気になり、読む手が止まりませんでした。
小説の一部に月の見え方は
人の見え方に通ずるものがあるという一節があり
なんだか腑に落ちてしまいました。
この小説を読み
人がそれぞれ他人に見せているのはその人の一部であり、
それがその人のすべてだと受け取るのは間違っていると
肝に銘じておきたいなと思いました。
この本は、就職活動をテーマにしたミステリー小説です。
成長著しいIT企業「スピラリンクス」の最終選考に残った六人の就活生。
彼らに与えられた課題は1ヶ月後までにチームを作り、ディスカッションを行うというものです。
就活生たちは交流を深め、最高のチームを作り上げます。
しかし本番直前に課題が変更され、「六人の中から一人の内定者を決める」に変更されます。
仲間だった六人はライバルとなり、最終選考の議論に臨みます。
議論が進む中、個人名が書かれた告発文が現れて事態は一変していきます――。
二転も三転もしていく、怒濤の展開に目が離せず、どんどん読み進めてしまいました。
全員が怪しく、「この人が犯人なのか?」を何回も繰り返してしまいました。
この本を読んで一番感じたことは、人はいろんな面を持っているということです。
人を簡単に善人か悪人かで判断することは難しいと思いました。
ところどころ感じた違和感がちゃんと伏線になっているので、答えを知った上で、もう一度読み直したいと思います。
★★2024年11月22日(金)に映画公開が決まった本です★★
6人の就活生が最終選考に行った会社は、IT企業「スピラリンクス」。
そこで6人に与られた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、グループディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため交流を深めていくが、本番直前に課題の変更される。
それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。事態が急転。
いままで団結してた6人は、1つの枠を争うライバルになってしまった。
内定を賭けて話し合う中で、6通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると、「●●は人殺し」だという告発文が発見される。
いったい、誰がどんな嘘と罪を犯しているのか。誰が犯人なのか、ハラハラドキドキしながら、いっきに読み進められる本です。
急成長しているIT会社の新卒採用試験で勝ち残っている6人。
最終選考として行われるチームディスカッションに挑むべく、
情報収集したり討論を行ったりする中で、「全員で受かろう!」という良いムードが高まっていきます。
そして迎えた最終選考。
6人全員採用の可能性もあったはずのディスカッションは、
6人が内定者1人を選ぶためのものに変更されます。
更に、その場所で発見された告発文には「人殺し」の文字が書かれていて…。
社会人なら特に想像しやすい状況設定なだけに、感情移入がしやすくなっています。
6人の中で行われる議論もテンポが良く、読者としてはとても読みやすかったです。
ちょっとした一言がネタバレに繋がりかねない危険性を感じるので、
少しでも気になる方は、余計な情報を見てしまう前に早めに読むことをおすすめします!