著者は認知心理学者で、その『不確実で予測できず、先の読めないことが立ち塞がったらあなたはどう行動する?』というところからスタートする本。
困難なことに直面した時、自分が正しい道を歩んでいるか、正しい決断をしたのかどうか確信できる人はいない。そのため受け身になってしまうことも多く状況に応じた最適な判断ができないままひとつのやり方だけにこだわってしまうことも少なくない。
筆者の主張する4つのポイントを軸にして『今が柔軟に変化を起こすタイミングなのか』それとも『このまま一貫して同じ努力を最後まで続けるのか』 などを考えて
その都度自分にあうものを調整し柔軟に切り替えて選んでいく力が人生を歩む中で重要なスキルだと主張されていた。
テストやエクササイズが多く取り上げられており、自分自身にどのような傾向や思考の癖があるのかを確認することもでき、この本は実践に役立つ知識が満載でした!