主人公の桃園奈々生はいたって普通な女子高生。
そんな彼女はひょんなことから土地神になってしまい、神に仕える神使の巴衛と寂びれた神社を盛り立てていくことになるのです。
この巴衛、狐耳が生えている姿を見てわかるように、人間ではなく妖怪。
美形、有能、ツンデレで、更にドSで口が悪くひねくれているのに優しいというギャップ持ち。
1巻は、奈々生が巴衛と出会って土地神として少し働くところまでなのですが、巴衛の魅力ポイントを十分に確認できる内容です。
奈々生が人の世に戻りたがっているのではないかと思いツンケンしちゃう巴衛に、胸を打ち抜かれた読者も多いはず...!!
土地神と神使の関係とはいえ、まだお互いに想い合ってもいない段階からこの調子なら、「好き」という感情が芽生えたらどうなっちゃうの...!?
奈々生は後先考えずに行動してしまう節はありますが、それも自分の力で頑張りたいという思いがあるからこそ。
そういう姿を巴衛と同じく、振り回されるような気持ちで見守る、という読み方もありかもしれませんね。
そして気になるのが、第五話で出てきた『妖怪と人間の恋路は禁忌』というセリフ。
禁忌とはどういう意味なのか、奈々生と巴衛の恋路はどうなってしまうのか……
この先に待ち受ける困難や、それを乗り越える過程の胸キュン展開が楽しみです。
この作品で、久しぶりにときめき気分を味わってみませんか?